(139) 東京カレーラボ『アーモンドチキンカレー』


“カレーをテーマにしたレストラン「東京カレーラボ」が昨年3月東京タワー内にOPEN!「東京カレーラボ」ではコンセプトである「ラボ(=研究所)」に象徴されるように、店内に設けられたガラス張りのラボスペースにおいて「国民食カレー」の研究開発を行い、研究成果としてのカレーを随時発表するといった実験的な試みにチャレンジしていくことを目指しています”
とホームページにメッセージが掲げられているようにアグレッシブなイメージのカレーが発売されていた。
ラボに参加しているのはフツーの料理人ばかりではなく各方面のクリエイターが夫々の感覚とアイデアをぶつけ合い火花散らすというコラボレーション展開で、今までありそうでなかった世界を目指しているようだ。
パーンと弾けるような刺激の辛味は線香花火のように瞬間テキな煌めきで口腔に突き刺さってくるが、ローストしたアーモンドのような深い香りと旨みにあっと言う間に溶け込んではスパイシーな破片を渦巻くように配置してゆく。
チキンの肉塊はさほど自己主張せずに、ひたすらカレーソースに支配されては逆に引き立て役として上手く機能しているカンジだ。
ラボというからには新たな研究成果もそのうち発表されるのだろうか、楽しみなことである。


東京カレーラボ
http://www.tokyocurrylab.jp/


江崎グリコ株式会社
http://www.glico.co.jp/