神戸の友人Ｇが送ってくれた泉州水なすとはまた違った品種のようだ。調べてみてもこの十全なすはその正体が明らかにならないのである。
ルーツは京都の賀茂茄子という記述もあったがどうにも不確かなのでソノ辺りはもう少し詳細な情報を得てから文章にしたい。
新潟県を中心にしたエリアで栽培されているナスで、皮も薄く柔らかい上に果肉もジューシー。ボクが入手した漬物は小さなコドモの握りこぶし程度の大きさでやや扁平なスタイルだった。表面には出来損ないのようにところどころスジも入っているが、どうやらソレはこのナスのトレードマークのようだ。
手頃な大きさと食味の良さで様々な料理に活躍するものの、やはりイチバン人気は漬物だろう。水なす同様塩味の浅漬けからヌカミソまでどれも美味しい。
鮮やかなコバルトブルーが印象的で、ちょっと漬かり過ぎくらいの酸っぱめがボクの好みである。暑かった一日も終わり、夕涼みを楽しみながら冷酒の肴に…それも堪らないのよねー
【 Rutarou 北の写真館 】 -旭川空港から大雪山系を望む-
2008.06.15.
