南会津の花ニラで『麻婆豆腐』

本題に入る前に…
赤いアルファロメオに乗って現れる温厚な紳士、miyaさんが先月永眠されたという事を昨日知りました。
『 Meganiste Japon 』の立ち上げに尽力され、オフ会にも積極的に参加されていたmiyaさんをご存じの方も多いとは思いますが、あまりに突然な訃報に驚き、今日になってその悲しみが深い淵のように私の心を占領しております。
ご一緒させて頂いた時の写真を見返していたら涙が止まらなくなりました。
余計な言葉は不要でしょう、謹んでご冥福をお祈り申し上げる次第です。
miyaさん、ありがとうございました。どうかお安らかに…



( 昨年9月の“わらじとんかつ秩父オフ”と 2007年4月“浜名湖オフ”にて )







ちたけ蕎麦ツアーで立ち寄った“道の駅たじま”では南会津の農産物がたくさん並べられていた。ドレも欲しいモノばかりで「オールでお願いしますっ!」と元気よくお願いしたかったのだが、そうも行かず結局はこの“花ニラ”3把で¥150を購入したワケなのね。

花ニラはフツーに食しているニラの花茎と若い蕾を食べるもので、ボクがテに入れてきたモノはコレに当る。観賞用の花ニラもあるが植物としては異なる種類だ。
もっとも食用とは言え塔が立って花が咲いてしまうほど成長してしまったニラは硬くてあまり美味しいものではなく、花ニラとして出荷出来るような品種を育てているらしい。ニラ独特の香りはもちろんするが若干軟らかな香気でもあり、道の駅に置いてあったサンプルの漬物の美味しさを思い出している。
昨晩は刻んで麻婆豆腐へネギ替りに使ってみたのは大正解で、いつもの麻婆豆腐がちょっとスペシャルな一品に変身してくれた。


花茎なのでやや扁平ながらも断面は円に近くポリポリとした食感はフツーのニラとは異なるが、香りと味は紛れもなくニラなのである。ちょうどニンニクの芽とニラのいいとこ取りみたいなカンジで「ウ〜ム、コレは多用途に使えそーじゃん♪」と直感してしまった。残念なコトにボクの居住エリアでは今のところ見たコトがないのでイロイロお試ししてみるチャンスはなさそうである。
残っている半分はサンプル漬物のようにダシを効かせた醤油系漬汁に浸してみようかなぁ…と思ってはいるものの、朝からラッキョだニラだと特殊な香りを放つ漬物を大量に摂取するのはボクを嫌うヒトを増やしてしまうような気もしないでもないので、あくまで“控え目かつ夕食時のみ”という条件を遵守しなければならないだろう。
って、どーせそのうち「知ったこっちゃね〜よ」と好き放題にしてしまうのは想像に難くないけど。