新年晩餐会

妹一家と例年執り行われる新年の晩餐会を今年も三日に楽しんだ。
前菜
 -但馬牛大トロの手毬寿司
 -モツァレッラチーズの生ハム包み
 -早掘りタケノコのボイル


姪はこれまで住んでいた首都圏から実家に拠点を移し、ピアノ教師として新たなスタートを切ったようだ。県の中部から東部を中心に活動を拡げる予定で、これから忙しくなるのだという。すでに近くの都市でのシゴトがひとつ決まっているらしく活き活きと希望に満ちた新春を迎え、人生の後半戦に入ってしまったエロおやぢとは全く違うんだなぁと羨ましい若さなのである。これからホームページあるいはブログなどのカタチも含めその活動を披露してゆくと云うコトなので、いづれボクのブログでも紹介したいと思っている。
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三点の前菜うち二点は平凡なモノであるが、目玉はやはり但馬牛の大トロ手毬寿司だろう。神戸のGが昨年末に「ほんのおクチ汚しで…」と送ってくれた牛肉はA5ランクの最高級黒毛和牛それも元祖大元の但馬牛で、そのトロケるような旨みと素晴らしい風味に姪も大ヨロコビなのである。




冷菜 -ボイル甘海老


甥は今年成人式を迎える大学生だ。日ごろは勉学とアウトドア系サークルの活動に勤しんでいるようではあるが、どこぞのエロおやぢとは違いヘラヘラと軽薄に多くを語ることのない寡黙なオトコなので、そのジツジョーは知らないままなのである。
しかし月日の流れるのは早いものでついこの間までコドモだったのに、今ではこんなにふてぶてしく酒なんぞを飲むリッパな若者に成長してしまい、進歩の止まってしまったボクはますますイジケてしまいそうな勢いがある。とにかく若いコトはいーコトでむやみに羨ましい限りだ。
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カナダ産だかアイスランド産の甘海老は生食用もよく売っていて安価なので非常に助かる。安いだけでなくけっこー美味しいし、冷凍モノは必要数だけ取り出しては食すコトが出来るのは経済テキにも有効ではないか。
このボイルしたものも華やかでサラダ用リーフを敷き詰めた皿などにド〜ンと盛って出すと投下資本のワリにハデな演出が可能で、いわゆるハッタリの効いたひと皿としてテーブルの穴埋めにモッテコイなのである。




海の幸 -イクラばら寿司

コハダの酢〆や小鯛の笹漬を散らしたばら寿司には当初焼穴子も加える予定だったが、なんとなくイクラを殺してしまいそうだったのでヤメにした。せっかく知床ウトロの親戚から送られてきた醤油漬のイクラである、コチラをメインにしてタップリドップリ楽しみたいではないか。
今時期のキヌサヤは沖縄や九州熊本産が多いのに、先日見つけたこのキヌサヤは愛知県産で色も鮮やかだし、ナニより新鮮パリパリと歯ごたえもよくミョ〜に感心してしまった。
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山の幸 -豚バラ肉の角煮


「またかよ〜」なのではあるが、その通りでまた豚肉角煮を作ってしまった。昨年末から一週間おきくらいに三回、よく飽きないじゃん…と言われてしまいそうだが、ホントに美味いから飽きないのである。
テマより時間が必要な料理であることに間違いはないが、やはりちょっと気合いを入れないと真に美味しい角煮は完成しない。そして毎度おなじみの味という方程式はもうマスターしたので今回はちょっと変化球を試してみたのだよ。
ボクは普段煮物に使う甘味料は黒っぽい“てんさい糖”か“三温糖”を利用していてちょっとコクのある甘みを楽しんでいるのだが、今回は実験テキに“メイプルシロップ”を使ってみたのだ。
コレはジツに正解だった。とても素直でナチュラルなのにガツッと喰いつきの良い甘みが豚バラ肉にドンズバに馴染んでイイ感じなのである。
ソレにしても自家製唐辛子、今年のは極辛だったなぁ何でなんだろ…



蒸し物 -百合根と鶏笹身の茶椀蒸し


法律上は妹のご主人なので義弟というコトになるのだが、年齢はボクよりいくつか上なので義兄といった方がシックリくるし、そのおシゴトもリッパでやはり兄がふさわしいのではなかろうか。
現在某ギョーカイのソフト会社役員を務める傍ら、昨年秋に農業生産法人を立ち上げ認可され経営トップを兼任するというチョ〜多忙な生活を送られている。
いまや危機テキ状況に陥っている我が国の農業をなんとか救いたい…という一念から、ずいぶん長い期間と密度の高い勉強をされてはそうした企業を世に問うこととなった今、この地元・富士宮でその安心安全健康な野菜たちが栽培され全国に発送されてゆく姿を見られるのも間もなくである。
微力ながらボクにもお手伝いできるコトなどないものか…などと考えてはいるが、オマエみたいないーかげんエロおやぢなんかイラナイヨって言われてしまいそうだなぁ。
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茶碗蒸しは母君の十八番である。季節の食材を盛り込んだ茶碗蒸しは酒にヤラれた胃袋に優しく、宴の途中で出てくるとホッとするものがある。
具材に海老は定番だが冷菜で甘海老を使ってしまったので鶏肉にした。コレもまたサッパリとした風味で結構なものだ。



お口なおし
 -カットフルーツのミックス


いくら新年相場と言ってもスーパーの店頭に並んだイチゴの値段には驚いてしまった。なんとレギュラーサイズのものが1パック¥780もするのである。
数年前なら「ナメてんじゃねーよコノヤロー、店長出せ〜!」などと怒りをあらわにしてオニのように憤慨したボクではあったが、すっかり枯れてしまい「仕方ないよね、お正月なんだからさ…」とますます減速なのである。
よく見るとフリーサイズの章姫が¥480で端のほうにチョロリと置いてあるのは見逃すハズもなく、カットして使うのであるからしてフリーサイズ大いに結構じゃん♪であるし、新鮮ならモンダイはないのだ。
しかしフルーツってのは便利な食材なのであって、テキトーにカットしてはこうしてテーブルの隅にでも置いておけば各自が自由につまんでは口直しに出来るというモノでもあり、また食卓に華やぎもでていいのである。



デザート
 -柚子ピールのグラニ
 チョコレートのアイスクリームに乗せて…


苦労して作った柚子ジャムはこうして日の目を見るコトとなった。“柚子ピールのグラニテ”などとシャラっ臭いナマエにいちおーしてみたが、なんのコトはない庭の柚子の皮を砂糖煮にしただけのモノである。
収穫とカットまではボクが行ったが煮る作業は母君がやってくれた。何度か茹でこぼしも必要だし離れるコトが出来ないなどけっこータイヘンだったらしいが、その甲斐あってかとても美味しいグラニテが出来上がった。
作りたてのときにプレーンヨーグルトのトッピングにしてお味見をした。ちょっとクチに障る皮の硬さもあるが風味のよさとその独特な苦みが他に代えようのないステータスを持っているなぁと思った。
こうして数日寝かせた状態のものを食してみると、少し柔らかく馴染んで欠点はほとんど気にかからない程度にまで熟してきたカンジである。
「チョコアイスに乗せて食べたらエクセレントだぜ♪」
とニラんだ通り、オトナのデザートに仕上がったのよ。
う〜む、かなりハマりそーな予感が…。来年はどーする?




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今朝の富士山
未明は雲に覆われていましたが


5:29AM




次第に雲は無くなり、よいお天気に…


8:00AM, January 05. 2009. @Fujinomiya-City










かぶちゃん
こんにちわっ! やっぱり風邪気味なんだね…寝られないときは開き直ってさ(笑)
暖かくて栄養のあるもの食べてカラダを休めましょう。まぁシゴトが始まればカラダも動くし元通りになるかな…
いいねぇお漬物♪やっぱり右上はサカナ漬、しかも鮭のヤツなんて極上じゃないですか(^з^)-☆ 漬物は毎日の食卓に切らしたくないよね、でも市販のモノは高いワリにお味がイマイチでさ… 自家製しかもお母様のものなんて最高だよな〜
あは〜、みかんごはんはマネしなくて良かったよ(笑)



ムー吉殿
こんにちわっ! アトからでも仕事があればいいじゃん、ボクなんか干上がりそ〜ノ(´д`*)
捜索隊結成だね〜、ベトナム行きのキップ手配お願いしますよ(笑) バイクは今ごろ北朝鮮経由の船に積み込まれてさ(≧∇≦)b
浜松のトモダチが以前に中型バイクを盗まれてね。諦めていたら、ひと月くらいしてから30kmも離れた隣町で乗り捨ててある…って警察から連絡が来たんだって。
がんたは盗難届出したのかな、出てくるといいけどね(;´Д`)ノ



がんたさん
おはようございます! 正月早々にとんだ災難ですねぇ…お気の毒様ですー
なんかこうした事件はジブンの落ち度などが皆無だけにやり場のない怒りを感じますね、コドモみたいに泣いて済むものでもありませんし(´Å`) 早く見つかるといいのですが、ソレまで買い物やちょっとした用足しに不便がありますな…
但馬牛の大トロ、ごちそうサマでしたっm(__)m ウルトラAクラスですもんね美味しいのはアタリマエなのでしょうが、雑な味が全くないのには驚きましたよ。
ただ困ったコトはクチが汚れたままなんですよぉ、どーしてくれるんですか(爆)



みいさん
おはようございます! いや〜三月は海外に出張で…(笑)うそぴ〜(≧∇≦)b
イタダキものを上手く使ったのでそうコストはかかってないのですが、テマヒマかけたのは確かですよね。いくら贅を尽くした食材を集めても組み合わせや器でつまらないモノになってしまうので、組み立てや提供の方法にはすごく神経を使うんです。あとはちょっとした付け合わせで楽しさやリッチな感覚の演出をすることでしょうか…
外食はもちろんスキですが、結局は“究極のおうちごはん”のためのネタ集めみたいなd(°-^*)☆



レイチェルさん
おはようございます! 例のアレ、連続記録はどーなりました?(爆)
いや〜何の資格もないボクは手に色だけなんでね\(≧▽≦)丿 私の中の好色な悪魔がそうさせるんですよぉ…
小さいコロは母もス入り茶碗蒸しをよく作ってましたね、今は年季の入ったババですから(笑) ただ出来るだけ大きな蒸し器を使ってやった方が失敗が少ないように思われます。小さいとどうしても高温の蒸気のアタリがキツくなってスが入りやすくなりますので…
スペースにヨユーのない場合は、いったん蒸気が上がったら火を弱めにして優しく熱を当ててやるといいですね、その分加熱時間は若干多くなりますが滑らかで美味しい茶碗蒸しに仕上がるハズですよ〜♪