新戦力登場〜盛夏の晩酌事情

体力を増強するために各種タンパク質は必須なのだけれど、ニクはできるだけ摂取せずにヤサイと魚介類中心に…って、意識してそーしてるワケではなく夕食は自然とそうなってしまっているのが現在のボクなのよ。

決してニクが嫌いになったとか健康上の理由でそうしているわけでもなく、むしろ今でもニクは大好きで上等で美味いニクならがっつり喰いたいとさえ思っている。
ところが連日の猛暑の中でキツい労働を終えて帰宅すれば、静かにそして穏やかな食卓と晩酌タイムが欲しくもなるというものだ。なんだかカッテにイメージづけしているような気がしないでもないけれど、確かにカラダがそうした料理を欲しているに違いない。スタミナ&パワーが要求されるランチの反動かもしれないけどね。
そんなワケで宅配カタログの定番アイテムであるシメ鯖なのだ。これは冷凍真空パックになっているのでハッと思いついた時に食すことができるのが有り難い。今回はとろろ昆布巻バージョン、こいつは相当にイケるのでグラスをクチに運ぶ回数がつい多くなるのが難点か。

平素は高級な本マグロとかミナミマグロなんてゼイタクは出来ないものの、キハダやメバチそしてトンボ(ビンナガ)といったマグロならボンビにも手が届く。
静岡県はマグロの水揚げ量が日本一であるのと同時にその消費量もイチバンらしく、そうした庶民派マグロの切り身やお造りがスーパーの鮮魚コーナーでは最も面積を占めているのよね。
たまにヨソの他府県に行ってスーパーや市場をウロつくとマグロの価格の高さに驚かされるのは静岡の一般市販価格が低いためだろう、日常テキにそうしたオカズを食す習慣の差かもなあ。
ある日(たまにゃカツヲのタタキもいいじゃん)と購入したついでに切らしていたポン酢醤油をいくつかあたってみた。それまでは神戸のGが毎年送ってくれるポン酢を愛用していたのだけれど、あまりの美味さに調子に乗ってバンバン使ってしまい今年は早々に切れてしまったのね。
市販のポン酢かあ…ヤだけどシカタないかあ…と諦めてテキトーなものでテを打ってしまおうと思った矢先にフンドーキン「柚子こしょう青ぽんず」という商品を見つけてしまったのだ。おぉ〜なんだかよさそーじゃん♪と早速使ってみた次第である。
いや〜参りましたねその旨さ。サラダなどにもオッケーだがなんといっても魚との相性は抜群で、柚子こしょうの溌溂とした優しい辛味がジツにいい。キビシい猛暑の夏を乗り切る新戦力じゃないか。

こりゃ白身魚の薄造りなんぞにサイコーでないの?と某日それを求めて帰宅途中にいつもの魚屋に立ち寄れば「今日はいいブツが入ってるよ、おにーさん」とオヤジがショウケース内を指さしたものは『カワハギの薄造り』だった。いや〜ん、スーパーで売ってるカワハギと違ってこちらはホンモノなのよね、そうスーパーのはたいていウマヅラハギのもので決してマズいわけではないのだけれど、やっぱり本カワハギは美味いのだ。

トーシローには見分けがつかないかも知れないけど、ちいとばかしその方面には目利きのスルドいエロおやぢなんだからさ。そんでもって(コレって静岡弁らしいけど)サスガに魚屋さんが自分で造っただけのことはあってキモがついてるのよ、キモ!
フグのキモは御法度だけれどカワハギなら安全安心、こいつを醤油に溶いて淡白な白身を食せばもうGoToHeavenなのだな、海のパワーをぜ〜んぶ集めて濃縮したような…そうウニに近い感覚かな…分厚い滋味がまったりとクチに拡がるのよ。乾杯!乾杯!乾杯!
そしてフィニッシュは先の「柚子こしょう青ぽんず」でさっぱりといただき、魚屋さんにわざわざ出向いて求めた本来のモクテキ達成のヨロコビを噛み締めるのである。
暑い夏は大キライだけれど、冷房の効いた食卓でゆったり食すこうした料理は夏だけのものなのね。


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See you! Have a nice evening…



6:58PM, August 14. 2013.