『ハチコ』とナスの肉みそ炒め

三月末から四月中旬までの筍シーズンも終わり一息つくころに出てくるのが淡竹(ハチク)である。春先の孟宗竹と違いアクも少ない上に柔らかく歯ごたえもシャキシャキと心地よいのが特徴で、ボクはどちらかというと淡竹の筍のほうがスキなのよね。

哀愁のイナカ町では淡竹のことを『ハチコ』と呼び、やはり皆その出現を心待ちにしているようなのだ、だって美味しいんだものねえ。
こちらはもう少し先なのだけれど、静岡県内ではより温暖な安倍川より西の地区で既にその出荷が始まっている。そして先日行った藤枝の「まんさいかん」ではバッチリと店頭に並べられていた。やったね!欲しかったんだよ。
ジブンで茹でる覚悟をしていたものの、都合のいいことに水煮パックされた新物も冷蔵ショウケースにあってこれ幸いにそちらの方をチョイスした。筍ってねえ茹でるのがけっこーメンドくさいってのもあるけれど、そんな事より農家の方が大きな釜でじっくりと茹で上げたものの方が圧倒テキに美味しいのだな。
淡口のだし醤油で煮るのは定番で安心、薄くスライスしてオリーブオイル&塩のイタリアンなスタイルで食すのもよし…さて今夜はどんな食べ方をしようかとウキウキする。

ふと思い出したのはお家の冷蔵庫には買ったままホッタラカシてある茄子が数本あることだった。そうだよ、このハチコと一緒に炒め物にして食べるってステキじゃない?ってこと。
ただ遠方まで出かけて疲れてるのに、お家に帰ってからいろいろな調味料を準備したり調合するのもまたメンドだしなあ…と悩んでいるときに目に飛び込んでくるものはこうした単品系調合済み総合調味料なのよね。近年のスーパーはニクやヤサイのコーナーにもそうしたものをキッチリと配置してあって、ズボラな主婦のデキ心をパーフェクトにキャッチする。「奥さん、たまには日常のシバリから解き放ってあげますよ…むふ」みたいな午後のヨロメキがもう引き返すことの出来ない道へ迷う背中を押すのだ。
う〜む、まんまと商売人のトラップに引っかかったなあ!なんだけど、まあ帰宅してビールなんぞをグビグビとお気楽に飲りながらでも夕食の支度が出来てしまうのは有難いことではないか。


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いや〜、めっちゃ美味いですねえ。もちろんテメーで調合したものは美味しいに決まってるんですけどね、なにせこういったお手軽調味料の進歩ってものすごいものがあるのでしてね、ヘタなお店で食べるよりもよっぽどイケていたりするものも珍しくない。決して侮ってはいけませんよ。
今やすっかりオバさんになってしまった元アイドル歌手がCMキャラクタを務める某大手醤油会社の製品だけど、ジツは初めて購入してみたシリーズブランドなのね。けっこーやるじゃん。このテのものはAJやN谷園が先行していて近年はDショーやN食研も参戦してスゴい覇権争いをしている業界なのよね、ずいぶんとレベルが高くなっているのはそうした競争原理の賜物でしょうな。




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カラーの中で落ち着くケロ助



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二年目にしてようやく大輪の花をつけるようになったバラ
しかもけっこーたくさんの花蕾
なんか嬉しいよね〜


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