アメリカからやってきた『牛バラ肉の醤油煮』

ハリウッドの西部劇で云うならば宿場町の広場に集まった大勢の市民の前でニラみ合う二人である。互いに「おい、テメーが銃を引っ込めたらオレもやめてやろうじゃないか…」と。

しかし二人ともホルスターに手を添えたまま動こうとしない。片方は初老の金髪男、実業界では長年の億万長者だが最近保安官になったばかりの新米である。ただし携えている銃は最新式の超高性能ハイテク兵器で、狙った的は絶対に外さない。
もう一方はただの若年チンピラで実家は貧しいけれど、イカレた成り上がり長者の後ろ盾を得て強力な銃を新調したばかり、ちょっと信頼性は不透明であってもヤケになって保安官のナカマも巻き添えにしそうなフンイキもあり、怖いものを持っていることに違いはない。
集まった市民は「話し合え！」「いや、兵糧攻めにして弱らせろ！」などカッテなことを叫んで助言者ぶってはいるけれど、実際はどちらに付いたほうが今後有利になるかを天秤にかけている状態だ。
若年チンピラは保安官の子分の頭越しに銃弾を放ってみたり暴言を発して盛んに威嚇するが、金髪男は負けじと言い返すだけでなくナカマを周囲に集めてはチンピラの斬首作戦の訓練を命じたりもしているのだな。いや〜コワいですねえ、今後どーなるんでしょ。
そんな西部劇の国からやってきた冷凍牛バラ肉ブロックを醤油煮にして食してみた。金髪男は商売が上手いのでこんなものまで買わされてしまったのだけれど、安くてうまそうなのでね、つい…と言い訳ばかりするエロおやぢである。

Carl Zeiss Jena 　Tessar 2.8/50 　@ SONY α7

昔のアメリカ産牛肉とは比べ物にならないくらい良質なものになっていて、このお値段でこの品質ならオッケーでしょう。トロけるように柔らかくジュウシイで香りもよい和牛と比べたら可哀想だけど、まあまあソコソコなお味で平素の惣菜には充分ですな。我が国もこれだけ努力してるんだし、チンピラ退治のお手伝いだってちゃんとやってるんですから、あんまりキツい要求はナシにしてくださいな、金髪保安官さんよ。

さていちおーチンピラ包囲網という点に於いてはナカマってことになっている隣国のお料理ですね、成城石井さんで購入してきた“季節限定・秋のキムチ”です。これは逸品ですねえ、ジツに美味い。もしかしたら本国にこんな美味しいキムチは存在しないんじゃないの？ってくらいよくデキた料理なのよ。
ムカシは朝鮮人の喰い物なんてバカにされていた時代もあったらしいけど、今では一般家庭の食卓に欠かせない存在になってますよね、ニッポン人はこうしてあなたたちの文化をキチンと受け止めて同化させてるんですから、本来ムリな上から目線の思想はもうヤメませんか？
あなたたちの親分さんは「未来志向で」なんて言ってるけど、どうもソチラの未来のことしか考えていないような気がして仕方がないんですよ。我田引水の司法判断だったり国際的に認められない要求とかいつまでも引っ張っているしねえ、過去の親分さんたちは皆タイホされて権力から外されているという事実が、いつまでたっても信頼出来ない国という印象を助長してるんですな。いっそのことイルボンが嫌いなヒトはチンピラの国へ行って、仲良くしたいヒトだけでプサンあたりを首都にした新国家を創ったら如何でしょう、ソウルは共同統治ってことで。
あ〜、こんなおバカな駄文ばかり書き連ねていると酒が不味くなるからもうヤメときますね、台風も過ぎ去ってゆくことだし今日も一日がんばりますか。

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