■ マッシュルームのマジック
以前は高価でちょっと高級感が漂っていたマッシュルーム、このところずいぶんとお安くなりました。
栽培技術の進化と低価格化は農家さんの努力の賜物なのでしょうけれど、キノコに関しては工業生産的なシステムが構築できるため異業種からの参入も多いと聞き及びます。美味しいきのこが比較的安価にテに入るようになったのは大歓迎でありまして、ボンビなエロおやぢもサイフの中身を気にすることなく利用できるようになりました。
先日も哀愁のイナカ町スーパーでブラウンマッシュルームの大玉8コ入り袋が¥248 で販売されておりましてね、かつてはデパ地下で何かのアニヴァーサリでもないと買えなかったお値段のそれがホイホイとカゴに入れられるようになっているのです。あら~有難いことですねえ、シチュウやスープそしてパスタやピラフもいいけれど、ゴロっと大きなマッシュルームとエリンギであればスペイン料理の『アヒージョ』も有力な選択肢となります。
きのこは旅のものですがベーコンは地元産、朝霧高原で製造される朝霧ヨーグル豚のベーコンを使います。その肉質の良さを更に引き立てる燻煙香がガーリックやオリーブオイルと共にきのこのチカラを最大限に引き出します。
あぁ美味しい…こーゆーお料理にはやっぱり白ワインだよね…ってことでレギュラークラスの一本を開けます。ホントはスペインかイタリアの白をスパっと決めたいところですが、近年のチリワインは品質も良好でリーズナブル、平素の食卓にはもってこいのワインですよね。
このマッシュルームの旨味っていったいドコから来るのでしょう。某機関の調査によれば椎茸やエノキなどの一般的なきのこ類に比べマッシュルームの旨味成分は数倍あるそうです。ただ香りに強い特徴がないだけ逆に幅広いお料理に使えるきのこなのでしょう、そのお値段ならばこれからもっと活用してみようかな~なんて思います。
ちょっと加えるだけで格段に美味しいお料理が…マッシュルームのマジックですね。ええ、もちろんマジックマッシュルームではありませんから。
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