差別用語と放送禁止用語

アサバカレイの煮付け

冬が旬となるアサバカレイが切り身で売られていた。しかも頭部に連なる一番身が厚い部分で卵まで抱えてるやつだ、こいつは“煮付け”にして食すのがサイコーでしょ。

海洋国家である我が国は魚の呼び名も多様で、所謂「地方名」というものが非常に多い。でもコドモのころから慣れ親しんだ名称が、ジツは差別用語であったり放送禁止用語と知ったならショックでしょうな。
このアサバカレイも北海道の一部地域では「ロスケ」(或いはロスケガレイ)と呼ばれているらしいのね。う〜ん「ロスケ」ねえ…漢字表記すると「露助」ってことになるのでして、これはロシア人を蔑む呼び名なのですな。当然現在は放送禁止用語となっています。今はどうなのかは知りませんけれど、旧ソ連時代のロシア人はかな〜り無知無法野蛮だったらしく、特に北方に居住するニッポン人はそうした人々を忌み嫌っていたことは間違いありません。まあ戦後のドサクサに紛れて北方諸島を不法占拠した国ですからねえ、上から目線のスラングで呼ばれても仕方のないこととは思いますけれど。
そんなロスケ…違う!アサバカレイを甘辛醤油味で煮付けにしてみました。


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淡白だけど厚い身肉の柔らかさ、ほろりとはがれてふわりと優しい舌触り、ホネとホネの間や縁側の肉の旨味…脂のりはさほどでもないけれど、鮮度さえよければジツに美味しい魚である。そして抱えた子(卵)がたまんなくいい感じ、ヤバいよねぇ日本酒がイケちゃってさ。
加えてカレイの旨味がたっぷり含まれた煮汁ですねえ、こいつを放っておくテはありません。大根やゴボウ・シイタケなどを一緒に軽く煮てやると相乗効果で一層美味しくなるってもんです。
そうそう、季節の青菜を添えることをお忘れなく。




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クチナシの実


ちょっと色づいてきました
師走のころにはもっと鮮やかになるはず
ってねぇ昨年収穫したやつなんだけどさ
ぜ〜んぜん使ってないじゃん
欲しい方がいらっしゃるなら
差し上げても宜しいんですけどねえ



Ernst Leitz  Elmar 3.5/50  @ SONY α7