■ お久しぶりね…の生パスタ
乾麺にも良さはありますが、もっちりとした食感や独特のネバリのある喉ごしそして豊かな風味が持ち前の " 生パスタ " ってやつも美味しいものです。そんな生パスタは母上の好物なのでありまして、先日も彼女はお買い物でそれを購入してきては「コレで何か美味しい料理を作って頂戴な…」とせがむわけです。
その生パスタはフェットチーネ、" きしめん " のように幅広タイプの麺なのでちょっと重たいクリーム系や粘度の高いトマトソースなどがよく合います。まあフツーならそうしたソースをチョイスするのでありますが、偏屈者のエロおやぢといたしましてはソレでは面白くないので少し違った方向で攻めてみたりもするわけです。
おっとその前に相棒をきっちりとさせておかなければなりませんな、と云ってもウィークデイの夕食作りは疲れたカラダを引きずるシゴト帰りの延長線上にあるわけですから、帰宅ルート上のコンビニでタタッと購入を済ませるわけです。
まあたいした料理ではありませんからお手軽なものでいいでしょ…てなわけでワンコイン、しかもそこからお釣りの来るサンキュッパだぜい!へえ~オーストラリアのワインもこんな底値戦略でニッポンのマーケットにアプローチしてくるのですな。
お値段なりと云ってしまえばそれまでですが、風味も余韻もあっさりスッキリみたいなお味でしてお料理のジャマをしないのです、悪くはありません。夏なんかにキンキンに冷やしておいてクラッシュアイスをメいっぱい入れた大グラスに注ぎギュ~ンと…って脱線ですよ脱線、元へ。
細かく刻んだベーコンとやはり小さめにコンカッセしたオリーブの実やガーリックとハーブ類、それらを弱火でじっくり加熱してオイルに風味を含ませてゆきます。パスタの茹であがりとオイルの完成のタイミングを合致させる必要はありますが、上手くやる自信がなければ先にオイルを作っておいてそこに茹で上げパスタ投入という手順になってもそう残念な結果にはなりません、そこが市販の調合調味料と手作り調味料の違いでしょう。
あぁとっても美味しいフェットチーネですねえ、お久しぶりです。ベーコンの強い風味を幅広でソフトなフェットチーネが包み込んで幸福感を膨らませてくれています。そうだなあ、これならフィジッリでやってもいいかな…楽しみが拡がってゆきます。
冷えた白ワインもよく合ってます、飲み過ぎちゃってヤバいです。
食後のデザートはラムレーズンのアイスクリームでやんす。冷凍庫から取り出し、そのままカップからスプーンで掬って食すのがフツーですが、ボクはちょっとだけネリネリして、お店でいただくイタリアンジェラート状態にして食すのがスキです。あぁ何て美味しいのよ!
ヨッパのいけない習慣ですが、お休み前のアイスタイムねえ、これってやめられないのです。もうほとんどルーティンです。