■ 青森の珍味
近ごろは " 居酒屋巡り " の番組が人気のようです。呑み助のエロおやぢとしましては各地の珍しいお料理を知ることが出来て嬉しい限りではありますが、そーゆーシブいオトナの愉しみを流行というカタチでバカでもチョンでも(チョンって朝鮮人を蔑んだコトバですね)居酒屋で…って云う下落が心配なわけですよ。
武漢肺炎のこともありますが、やはりマナーを忘れ礼節を踏みにじり節度をなくした振る舞いをする方々にはご遠慮願いたい…と思う昨今であります。
そうは言っても哀愁のイナカ町暮らし、なかなか居酒屋さんに出撃する機会のないボクですから、そのお店やお料理の評価基準とか知見については過去の栄光…栄光なんてありゃしないけれど…にすがるしかないのでありまして、このところの出不精には若干アセり気味のきらいも感じている次第です。
そんな心情を察してくれたのか、青森の知人がかの地の珍味をたくさん送ってくれました。
おぉ~珍しい物ばかりではありませんか、新鮮な鱈の白子・ナマコの三杯酢・鰊切り込み・ツブ貝キモの煮物・子持ちカレイ…あぁ、なんて豊かな海の幸!
どれも本州最北端の旬の味、本当に珍味ですな。平素はなかなか食すことのない青森県の食べ物に感動しつついただくわけです。母上は殊に「カレイの煮つけ」にいたく感動召されたようでありまして、釧路に住んでいたころに食したそのお味を懐かしむように語り始めるのでありました。
ふっくらした身肉、カレイなのにクセもなく淡々とした風味と甘み…素晴らしいの一言です。完全に熟した子がまたねっとりまったり舌に絡みついてきてたまらなくいいのよ、まるで上等なカラスミのようでありませんか。
相棒にする日本酒は青森の銘酒「桃川」をチョイスしてきました。純米酒と謳ってあったものですからもう少しサラッとした風味を期待していたのですが、ブラインドでテストされたならばとても純米酒とは思えないファットな風味でありました。う~ん、スキな方には堪らないんでしょうけれど、いわゆる昔ながらの日本酒って感じでして、今どきの食事情を鑑みますと全体に膨らみ過ぎている感じがしました。
あぁ次はないなあ…と思いつつ(決して不味いとかそーゆーことではありません、ボクの好みではないということです)あらためて哀愁のイナカ町にある四軒の造り酒屋の日本酒、そのレベルの高さに想いを馳せるわけであります。
きっとかの地にもコチラのお酒のようにキリッとした旨味を湛えるものがあると思うのですが、そいつを探し当てるにはまだまだ時間がかかりそうであります。あっ、そんな先のハナシではなくこの日の青森の珍味、本当に美味しくいただきました。
ご馳走さまでした。
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■ 庭風景 小菊
初冬となって元気がでてきた小菊たち
例によって品種やナマエは判りませんが
朝の陽光に静かな佇まいを見せてくれるこの花に
いつの間にか去っていった秋を惜しむ…そんなキモチになるのであります
たかみさん
確かに水が最も重要なファクタでしょう、おっしゃる通りです!
そして米処ではないものの皇室献上米なども生産するこの町は酒造りに適した土地でもあるのでしょうね。
因みに現在市内に湧き出ている水は、200年くらい前の富士山伏流水らしいです… Σ(゚Д゚)ゲゲ