■ ようやく挑む進化系定番
街のお店で『麻婆ラーメン』をいただいたことはありませんでした。ねえ、せっかくの外食なんですから、そのお店のご主人が丹精込めて作る正統派のラーメンを食したいじゃありませんか。
それになんだか『麻婆ラーメン』って外道っぽいと云いますか、マガイモンを好んで食すインチキ野郎あるいは耽美主義テキ SNOB が好みそうな印象があってどうにもスキになれなかった面があります。
ですから最初っから『麻婆ラーメン』にしようと思っていたわけではありません。この純連さんのラーメンを購入した時は、そりゃちょ~コンサバティブな札幌ラーメンが食べたくて選んだわけです。
ところが冷蔵庫の片隅にストックされていた麻婆豆腐の素は先日お亡くなりになった陳建一さんプロデュースの名作でしてね、なかなか売ってるスーパーがないので苦労してゲットしてきたものなのですよ。パックには二回分のソースが入っておりまして、今回はその残った一回分であります。
えええっ!?もしかしてソレをラーメンにトッピングしちゃうの?まっさか~っ…あれだけ嫌ってたじゃないのよ。
何の気紛れかは本人も理解してはおりませんが、まあやっちまったことはシカタありませんな。ようやく挑む進化系定番ラーメンです。
ところがねえ、こいつがめちゃ旨いんですよ。もうメからウロコってんですか、いや~これまでのオレの人生ラーメン道っていったい何だったんだい…みたいな破砕流がココロの斜面を激しく下り落ちてくるわけです。
正統派コンサバラーメンさんごめんなさい、決してアナタを裏切るつもりはありませんけれど、たまにはこーゆー迂回路を歩むこともお許し下さい。ええ、たまにしかしませんから。ふと本格中國料理店の汁ソバを思い出したりもして、グッと感激してみたりもしますが、最後は必ずアナタの下に帰りますので。
■ 水無月の庭風景 ウラ紫陽花
みなさんに美しい紫陽花のフォトをお見せいただき感謝しておりますけれど
偏屈者といたしましてはそれがどうも満腹過ぎて消化不良な梅雨どき事情であります
で…フツーはカメラを構えたりしない紫陽花の下に回ってレンズを向けてみるわけです
う~ん ちょっと変わってはいるけれど紫陽花らしい美しさは感じられませんな