■ お味は往復ビンタ級のパスタ
もう何度もこの駄文日記に登場しているショートパスタ「パッケリ」です。直近ではバジルトマトソースとソーセージのパッケリなどと云うお料理にしていただきましたけれど、こう暑い日々が続きますと冷たいパスタ料理だって食べたくなるものです。
パッケリのフォトは相変わらずズボラをこいて過去の使いまわしではありますけれど、そんなことよりもその前回食したパッケリってのは今から二か月も前のハナシだったことに若干驚いております。えぇっ⁈そんな前だったっけかあ…月日の経つのは早いものですね、ボケ~っとしつつもイヤなことは先送り後回しにして逃げ回り、今日一日の享楽に身を委ねるこの浅はかな人生、いったいオレって…みたいな日々は猛暑酷暑なんだからシカタないじゃん、という隠れ蓑でゴマ化しているのですよ。いけませんねえ…ってことで、冷静に気を取り直しては冷たいパスタソース造りに取り掛かるわけです。
ホールトマト缶をベースにアレコレ加え最後にフレッシュトマトとバジルのコンカッセ、テキトーに作ってもそれなりにリッパなお味になってしまうところがズボラから脱却できない言い訳です。仕上げはオニオンとパルミジャーノレッジャーノの粗い角切りでキマリだぜい。
パッケリのモチっとムズっとグニャっとした食感&弾力に、トマトソースのコクや旨味が着かず離れずの距離感でサポートしています、美味いぜ、ジツに美味い、お味はパッケリの語源である " 平手打ち " の通り往復ビンタ級の旨さですよ。オニオンのシャリ感とかチーズの密な旨味香りやバジルの毒っぽいサワヤカさって非常に異質なもののはずなのに、なんでこんなに一体化してしまうのだろう…と結論が出ないうちに食し終えてしまうのよね。
もちろんトマトソースの成分であるヴィネガーや蜂蜜の果たす役割がその大半を占めていることは承知しておりますけれど、やはり最後の最後に仕上げとすべくかけ回すオリーブオイル「サルバーニョ」に負うところも大きいのではないかと分析しております。
まるで魔法のようなオイルでありますが、これまで入手困難だったものが近所で手軽に入手できるようになったことが一番うれしいわけですよ。ただしモンダイはその経済的支出の増加なのでありますけれど、まあどうにかなるさ…てなカンジですね、極楽トンボですから。