■ ムール貝のパスタ
国内産もあった欧州の味
いつものスーパーでムール貝を販売していました。しかも岩手県産の " 活き " ですよ、ムール貝はてっきり欧州産が主流だと思い込んでおりましたが、調べてみると日本国内でも牡蠣の養殖棚に付着したりするものがムカシから食用にされていたようです。
欧州では英国との海峡がある北海に面したエリアで漁獲されるオランダ産や地中海産などが有名で人々の胃袋を満たしているようですが、春を除くシーズンにその多くが出荷されワイン蒸し、アヒージョ、パエリア、グラタン…とそのメニューには隙がありませんね、美味しくて栄養も豊富でやはり美味しいものに国境はありません。
セブ島のレストランでは「ガーリックチーズ焼」にしたものを激辛ミニ唐辛子を齧りながら " サンミゲル " ビールで流し込む…といった思い出が印象強く残っております、めっちゃ美味かったですよ。(上のフォトでは最上段右端がそのお料理)
きっとこの岩手県産のムール貝も牡蠣養殖絡みの産物なのではとカッテに思っておりますけれど、「ムール貝」というナマエはこの黒くて厚みのあるスタイルの二枚貝の総称で、実際にはイガイ科のムラサキイガイと云うのが正式な名称のようです。
1920年代に海外からの船舶に付着して運ばれてきたものが短期間で日本全土に広がって繁殖した…というのは、現在東京湾で漁獲されて流通しているホンビノス貝と同様の生態系拡大でありまして、今やすっかり生活に馴染んだものになっています。
バブル後の食生活は日本人の嗜好をすっかり変えてしまいましたが、イタリアンやフレンチのお店に行けばちょっと高級ムードを漂わせていたムール貝も、今やこうしてフツーのスーパーで販売される食材としてだんだん下に降りてきた感がありますね。
今回はタタッとワイン蒸しにしてガーリックを効かせたパスタに合わせてみました。ムール貝の旨味がジュワっとシミ出していて美味しいパスタですよ。キンと氷で冷やしたグラッパなどと共に流し込めばマルセイユの香りが…じゃなくって釜石の香りがしてくるひと皿です。
そんなにお高いものではありませんので、また買って来ようと思っております。うふふ♪次はグラタンかな…。
■ 霜月の庭風景 野鳥と梔子
玄関の扉を開けると
それまでヒィ~ヒィ~と大サワギしていた鶫が慌てて飛び立ち
燐家のテレビアンテナに停まるとしばらく周囲を見まわしておりました
ナカマは何処にいったんだい
葉だけになった八重咲梔子
ふと見ると半分緑半分黄色のものが一枚
よくもまあこんな色分けしたもんだよなあ
確かこのあたりはケロ助のテリトリだったはずだけど