■ 鰤しゃぶ
本質へのアプローチ
昨シーズンも確かいちど実施したと記憶している『鰤しゃぶ』です。
例の山梨県系スーパー某OGが新聞朝刊折込チラシに " 大分うまいものフェア " みたいなイベントの告知をしておりまして、その中にブリの切り身やお刺身があったわけです。チラシには掲載されておりませんでしたが、こりゃアレが絶対あるよアレが...ってことで早速行ってみれば、やはり予想通り極薄切りにしたブリのしゃぶしゃぶ用がパックされて並んでおりました。うっひっひ~、しめしめでございます。
こーゆーお料理はやはり日本酒しかないでしょう、そして当家ド定番の " 菊正宗 樽酒 " でキマリです。このお酒はイヤなクセがなく、どんな海鮮料理にもぴたっと寄り添ってくれるところが嬉しいお酒でしてね、またワンカップ形状なので煩悩ずぶずぶのエロおやぢがいつの間にか飲み過ぎてしまうのを未然に防止してくれるEやつなんです。ライトな杉樽の香りがいい感じですね、平素の晩酌には上等ですよ。
さて本題の『鰤しゃぶ』です。鍋には水菜とお豆腐そして茶えのきだけという極めてシンプルなスタイルでキメております。もうこれ以上もない、これ以下もない。かつてサントリーさんの「山崎」という看板ウイスキーの広告に
何も足さない。何も引かない。
というものがあって、ジツに意味深いフレーズですし、秀逸なコピーだったと思います。まあそこまで崇高なものではありませんけれど、やはりお料理の極意はその辺りにあるんじゃないかと思いますよ。これはズボラの言い訳でも何でもなくて、食の本質を極めたいという願いからそうしたアプローチを心がけております。
あぁ旨いですねえ、鰤のしゃぶしゃぶ。はんなり優しくクチの中で溶けてゆく鰤の脂が本当に心地よい。
■ 霜月の庭風景 ケロ助の寝床 そして梔子の実
小移動はしておりますが基本テキに枯れ紫陽花の葉が気に入っている様子です
なんかそこは川っ淵だし寒そうなんだけど
ケロ助が好む理由がちゃんとあるのでしょう
まだ体表に錆色は出てませんね
色づいた梔子の実
このところの冷え込みですっかり鮮やかになってきました
二十四節気では霜降
師走に入ったら収穫しましょうか