油揚の大葉みそ焼

町奉行所与力
 青山久蔵村上弘明

町奉行所同心
 仏田八兵衛片岡鶴太郎

青山(以下“青”)「おう、ハチ!たまにゃ〜オイラといっぺー付きあわねーか?」
八兵衛(以下“八”)「青山様、ヤヨイさんが夕飯作って待ってるもんで…」
青「ま〜イイってことよ、うめーもん食わしてくれるって店をよぉ、ちょいと小耳にはさんだもんでな。ヤヨイさんにはオイラから話しとっからよォ」
八「(う〜んとイヤそうに)仕方ないですね、一杯だけですからね」

  • とある居酒屋の暖簾をくぐる二人。

青「おう!オヤジ、もう一本もってきてくんな〜。 ささ、やんなよハチ…」
八「青山様、この酒旨いっスね!」
青「おう、安芸の国の“賀茂鶴”か、オイラ好みでキレがあるぢゃねーか。 冷やでいっぺーってのもたまんねーなぁハチよ」
八「青山様、この店は肴も抜群ですね」
青「あたりめーじゃねーか!オイラのダチはよォ、せれぶ&ぐるめなヤローばっかしでな、このテのいんふぉめーしょんはバリへーるってもんよ」
八「青山様、えげれすの言葉も修行なさってるんですね」
青「へへ、まぁ食いねえ。この油揚もタダモンじゃねーなぁ、二枚重ねで間にもたっぷりネギがへーってやがる。感心するねぇ」
八「青山様、油揚の味付けは味噌に唐辛子に…大葉…ですかね?」
青「ハチよ、オトコはなぁそんなウルセー分析なんかしねーでョ、黙って食うもんだぜ」
八「青山様、自分はヤヨイさんにもいつもそういって叱られます。まあ性分なんですかね」
青「あー、今宵はすこし飲みすぎちまったよーだぜ。さ、けーるゾ」
八「青山様、いつもスイマセン」
青「なに言ってやがる、たまにゃーオメーさんにも払わしてやんねーとな…じゃお先に」
八「青山様、ちょっと待って下さいよ〜!ヤヨイさんに…」

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本作品はフィクションであり、テレビ朝日八丁堀の七人」とは一切関係はありません(〃▽〃)

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