地球のウラ側からやってきた『ムール貝のパスタ』

ムール貝ってなんとな〜く高級そうなイメージがあるのはニッポンだけで、実は世界中の海域に生息していてポピュラーな食材なのよね。以前に視聴したBS放送の番組で北海に面するオランダでは首都アムステルダムの名物料理になっていることを知った。オランダって農畜産業国のイメージが強いけど、やっぱり海があれば魚介だって食べるだろうし、それが名物になってもおかしくはない。

じゃあ海産物ダイスキなわが国でムール貝が何故あまり食用にされてこなかったのかと言うと、その名称ね…カラス貝。真っ黒で風情がないし、港湾などのあまりキレイとは言えない水域で大量に繁殖しているので、実際食しても臭みがあって美味しくない(だろう)し、だいいちどんな有害物質が含まれているか判らないからキケンだとも言えるのよ。
ところが北海道でホタテのつるし養殖をしている副産物としてこのムール貝=イガイ類がけっこー大量に獲れるらしくて、そのうち国内産のムール貝が魚屋の店頭に並ぶ日が来るかも知れないのだな。まあそれまでは輸入モノのムール貝でガマンしようではないか、と購入してきたのは我が国から見れば地球の裏側にある南米チリからやってきたそれなのである。
ガーリックとバターでソテーしてワインで蒸して仕上げればけっこーな肴になるのだけれど、ちょっとソースが多めになるように調理して茹で上げパスタを絡めればリッパなひと品に変身する。以前に懸賞で当選した“小豆島手作りパスタ”のオリーブ練り込みタイプがちょうどあったので今回はそいつを使って作ってみたのよ。


Tokyo Kogaku  RE.Auto-Topcor 1.8/58  @ SONY α7

あ〜美味しい!めっちゃ美味いじゃん!ムール貝の濃厚すぎない旨味がつるっともちもちな手作りパスタに上手くマッチして素晴らしい組み合わせだ。
うどんや蕎麦に合うように和風な仕上げにしても美味しいのだろうけれど、この黒とオレンジのコントラストが強い貝のヴィジュアルからは見た目にも上質な和食が思い浮かばない。やはりパエリヤなどの欧風料理が似合う貝なのよね、ガイジンがキモノ着ても(なんとな〜く浮いてるカンジねぇ)な印象を持ってしまうのと一緒かな。




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庭の紅梅は散り始めなんだけど
満開になるまで気温が低かったせいか
例年より花持ちがいいみたい
今年は梅の実の収穫量、どうなんでしょうね



先日Y奥!でゲットしたオールドレンズを使い撮影してみた。銘玉の誉れ高き“東京光学製REトプコール58mmF1.4”の兄弟で解放F値を1.8に抑えた“RE.Auto-Topcor 1:1.8 f=5.8cm”ってものね。
偉大なF1.4の存在のために有名ではないけれど隠れ秀作と言われる。1960年代当時の某カメラ雑誌テストレポートでは驚異の解像力を発揮して、マニアの間ではちょっと伝説テキな存在なのよね。当然タマ数も少ないし状態の良いものはさらに稀少だ、そしてプチ高価なのである。

ボケ味がちょっとウルサいという評価もあるけれど、ボクは意外にイケるんじゃないかなって思う。それより肝心の解像力は評判程でもなくて、これはデジタル画像処理がそのよい所もそーでないところもモロ赤裸にしてしまうってカンジなのだろうな。
しかしこのレンズには実際の解像力や数値とは違う“解像感”が存在するのも事実なのであって、合焦点と収差を残したアウトフォーカス部の物理的な距離がそう感じさせる要因になっているのではないか…などとトーシロー分析してみたりもするのである。


Tokyo Kogaku  RE.Auto-Topcor 1.8/58  @ SONY α7

まあそんなゴタクはどっちでもいーのであって、問題はナニをどーやって撮り、どんな表現がしたいのか…なのである。とにかくいい感じに撮れるのは間違いないようだから、これからとっくりと使ってみよう…みたいな気持ちにさせてくれる人生初エキザクタマウントのレンズなのよ。
調子に乗ってかなり珍品な当時の純正専用フードも落札しちまってねぇ、バカだとは思うんだけど。「まあとにかくカッコいいからいいんだよ!」と開き直る例の沼住民はハンセーのかけらもない。