■ ニンニクの芽と牛肉の炒め物
旬のタケノコも入れちゃいましょうか
隣町のスーパーで面白いものを見つけました。なんと国内産の「ニンニクの芽」です。
これまでは「ニンニクの芽」と云えば中国産、生で売っていてもとうてい購買意欲の湧かないものでしたが、安心安全な国内産とくれば俄然ヤル気も湧いてくるってもんです。
でもどうして中国産ばかりなの?ってギモンは当然ですよね…そこでちょっと調べてみました。
どうやらわが国で栽培されているニンニクは " 芽の大きくならない種類 " が大半で、芽を育てて食すためには向かないもののようです。
そして第二の理由はニッポンでは農薬の使用規制が厳しく、国が定める基準に達していないものは厳しい取り締まりを受けるからなのです。つまりこいつを裏返すと中国では農薬の使用規制がユルいってことなのでして、かな~りコワいわけです。案の定、昨年中国から輸入された「ニンニクの芽」から基準値の20倍を超える殺菌剤が検出され、厚生労働省の検疫所がストップをかける事案が発生しています。
やはりその点国内産は安心していただくことが出来るわけです。しかも今回発見したものは静岡県内産、どうせなら牛肉や旬のタケノコも県内産にしてオールシズオカで頑張ってもらいましょう。流行りのコトバならワンチームで…ってことになるのでしょうけれど、あいにく偏屈者のエロおやぢはそーゆー誰しもが使うものがキライなのでありまして、敢えて古臭い表現をしておりますです、はい。
さあ初めての国内産「ニンニクの芽」です、張り切って調理開始しましょうか。
調味の基本は味噌味ということに決定し、色の濃い麦みそに甜面醤などをミックスしては合わせ調味料を作るわけです。今回は久しぶりに既製品の炒め調味料は使用せず、テメーでイチから作ってみました。
合わせ調味料の自家製というと難しい感じがしますが " ある一定の法則性 " さえマスターすればそんなに難しいものではありません。煮物ならこの割合、炒め物ならあの割合…みたいな感じです。あとは適宜香辛料などで彩を加えればソレっぽいものに辿り着くってもんです。
あぁ美味しいものですねえ『ニンンクの芽と牛肉の炒め物』、これまでは中華料理屋さんかスーパーの味付け牛肉未調理生食材セットパックみたいなものでしか食すことの出来なかった料理を、見事にテメーの手で作り上げることが出来るわけです。ビールや酒が思わず進んでしまいヤバヤバです。
ニンニクの芽のパリポリした食感、タケノコのシャキッとした歯触り、そしてそれらを往なす牛肉の旨味…こうした国産モノがテに入るならば何度でも再ジッコーしたいお料理であります。
ワザと少し濃い目の味付けにしておいて " 手弁当のオカズ " に~なんて悪いアイデアも思いついてしまい、またまたスーパーでの課題を増やしてしまったわけです。独りアリ地獄みたいなもんかなあ。