■ ありったけのハーブを詰め込んで
久しぶりにベトナム料理の " フォー " を食しました。いつものようにテレビ番組で見て影響を受けたからとか、読んだ小説の中にその食卓風景が描かれていたからなどの理由ではなく、いつも行く哀愁のイナカ町スーパーの通路シマにこの " フォー " が１コ￥68で廉売山積みされていたから…というのが真相であります。
何もそんなことまで語らなくたっていいじゃないかって気もしますけれど、何事も包み隠さず正直に生きることが信条のエロおやぢ…ってウソばっかりでしょ、虚飾とゴマカシに塗れた人生じゃなかったっけ？ですよね。それは若いころはあまりにもストレートに己を晒しては悪いヤツにつけ入られて損な役回りを余儀なくされたことも多く、やっぱり仮面は必要なんじゃない？てな…って脱線ですよ大脱線、元へ。
その " フォー " ですな、本国ベトナムからの輸入品ですが、ウラ面には日本語解説が印刷されておりまして、多分ニッポンの商社が製造から販売まで絡んでいる商品なのではないかと思います。
あぁホントに久しぶりの " フォー " ですね、前回食したのはナゴヤへの長期出張期間中にお店で食した鶏スープのフォーと牛肉スープのフォーです。まぁどちらも美味しかったけれど、後者の方はトンデモ営業のお店で今思い出すと笑える事件だったな…ってソレも本駄文日記とカンケーありませんな、元へ。
袋に記載されていた作り方はチキンラーメンと同様で、ドンブリにスープの素や添付の薬味・辛味調味料の三種類と乾燥麺を入れ、そこに熱湯を注いで三分間待てってやつです。愚直にその通りにやってみましたが、う～んフツーに鍋で作った方が美味しかっただろうなあ…と今になって思ってみたりもしています。
やはりベトナムの街角風ですとたっぷりの香草を盛り付けて…ってことになるでしょう。これだけのためにそうしたものを購入してくるのもナニなので、当家の庭にあるハーブ類を総動員してコトに及びます。ネギ、三つ葉（パクチーの代用）、ミント…そしてたまたま冷蔵庫にあった茗荷ね。鶏肉はササミを蒸してトッピング用にカット、あとは彩りのパプリカやレモンスライスも添えて。
適度な辛みにスッキリとしたハーブの香りとチキンの旨味、うふふ美味いじゃないか。米麺のつるつる感も申し分なし。ただねぇこれでハノイ風なんて威張るのは違っているとは思いますけれど、まあナニゴトもフンイキ勝負ってことでヨシとします。相変わらずインチキ野郎ですが、なんとな～くオッケーな昼めしです。
デザートは隣町の小さなスイーツショップが手作りしているシフォンケーキをいただきました。レモンピール入りとストロベリーペースト入りの二種類、ズボラなエロおやぢにしては珍しくホイップクリームも添えてます。そりゃ美味しいです、たまにはこーゆーマネだってしますから。
今季初の " 水出しアイスコーヒー " が嬉しかったなあ…これからの時期はセッセと仕込むことになります。
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