釧路ラーメン

不確かな記憶

4歳から18歳まで釧路に住んでおりました。大学に進学して故郷の静岡に戻るまで…モノゴコロつくころから青春時代の大半までを北の港町で過ごしたことになります。
食に関しても様々な経験を得ましたけれど、ことラーメンについては当時は左程に強い印象もなく、まあフツーに美味しいなぁという程度です。当たり前ですよね、ヨソの土地のものと比較するわけでもなく後になってからその偉大なチカラに気づく次第であります。

マルちゃん 釧路ラーメン

静岡のラーメン、殊に " コンサバな中華そば系 " は非常に美味しいものですが、ナゼか時折 " 釧路の醤油ラーメン " を思い出しては「あ~アレをまた食べたい」と想い続けていたわけです。
不確かな記憶ではありますけれど明確なトーンを持った醤油スープには熱々のラード、中太の縮れ麺、チャーシュー&シナチクに根深の小口切り…鳴門巻やら板海苔は見たことがない…そんな醤油ラーメンがスタンダードであったと思います。
ですからスーパーで見つけた東洋水産「マルちゃん 釧路ラーメン」に心トキメキ!即カゴであります。あ~こーゆー隠れた地方グルメがクローズアップされて全国販売される時代になったのね、有難いことです。

釧路ラーメン   Carl Zeiss Jena Pancolar 1.8/50 (M42 Zebra)  SONY α7

寒い地方ですからラーメンもソレナリにハイカロリー仕様です。北海道のラーメンの中では脂質少な目の方かとは思いますけれど(これも不確かな記憶)、それでも静岡の伝統テキ醤油ラーメンに比べるとヤケド厳重注意は喫食時のオキテでありますな。
マルちゃん製品は記憶の味とは少しだけ違っておりましたけれど、それでも美味しいことに変わりはありません。もしかしたらラーメンは不動なのにコチラ側が変化してしまっているのかも知れませんね。
札幌は味噌、函館が塩、旭川の醤油…と北海道のラーメン勢力地図はやや固定化されております。それらに対し釧路ラーメンは歴史も長く充分にその存在感を強くアピールできるポテンシャルを持っていると思いますよ、あくまでも個人的な思いですが少なくとも旭川の醤油よりもスキだなあ。あ…これは贔屓でしょう、旭川の方々ごめんなさいね。







如月の庭風景  梅にメジロ


9分咲きになった梅の花
つがいのメジロがやってきて忙しくその蜜を啄む
如月も半ばを過ぎ
ようやく春の兆しが見えてきました

如月の庭風景 梅にメジロ   AF-S NIKKOR 4.5-5.6/70-300G ED VR  Nikon D300

長年に亘って撮影してみたかった題材です。そう、庭の梅の木にメジロがやってくるのは毎年のことなのですけれど、なにせ予告なく(当たり前ですが)突然に現れ素早い動きと早業で活動を終えるとあっという間に消えてゆく…そんなメジロたちを日がな一日カメラ構えて待っているわけにもゆかず、まあ眺めて楽しめばいいじゃんとテメーを納得させておりました。
ところが休日だった先日、梅の様子は?と2階の自室のカーテンすき間から庭を見下ろすと梅の枝の中で何やら忙しそうに飛び回るものが…あっ!メジロじゃん!
ちょうどパソコンのヨコに置いてあった望遠レンズつきの一眼レフを手にし、音を立てないようにそっと窓と網戸を開くわけです。お願いだから逃げないでくれ…祈るようにベランダ手すりのすき間からレンズを向けます。
デジタルカメラは有難いツールですね、撮影枚数を気にすることもなく設定を変えながら思う存分にシャッターを切ることが出来ます。あ~やっと撮れました「梅にメジロ」、素直に嬉しい!。最新のカメラとレンズならもう少し鮮鋭な画像を撮影できるのでしょうけれど、まあエロおやぢのスキルならこの程度に仕上がれば上等ですな。