盛夏の「お疲れさま会」@鳥しん

ウサ晴らしにチバまで走った。毎日猛暑の中でシゴト、お家に帰ってから「お疲れさま〜」なんてテメーひとりで杯を傾け続けているのもシャクだったので、知人と美味いもん喰っていい酒飲ってリフレッシュするためなのよ。

小ジャレた洋食のお店もいいんだけど、やっぱりお気楽にそしてダラシなく飲み食いをしたかったので、ごくフツーの焼き鳥屋さんみたいな処へと決めていた。ただ昨年末の忘年会のように“商店街にムカシからある立ち飲み居酒屋”みたいなお店を探してウロウロ…結局は数年前に一度行った「炭火焼酒肴 じゃむ」さんに落ち着いて事なきを得たのだけれども、空きっパラかかえて同じ轍を踏みたくはなかったので今回はネットでちょいとばかし事前情報をサーチしておいた。
そのお店はホテルからも比較的近いしかな〜り炭火焼きにこだわっている様子でなにかこうピンとくるものがあったのね、お〜っしココに決めたぜ!と京葉線千葉みなと駅に颯爽と降り立つエロおやぢなのであった。到着してみればいいカンジの店構えではないか、赤提灯もない小料理屋風外観とシンプルな白暖簾の清潔感そしてステキな照明…これはきっと期待に応えてくれるに違いないという確信がココロに満ちてくる。

炭焼きプレイスがよく見えるカウンターもよかったのだけれど案内された席はちょうど店内全体が見渡せる場所だった。
見上げるとレギュラーメニューの書かれた木札と“紀州備長炭使用店”という看板が誇らしげに掲げられていた。いいねいいね!こーゆーお店がホンモノなんだよな。
当然そうした焼き物は注文するのだけれどビールでカンパイしたらスグに食べられるものだって欲しいじゃん。

こうしたお店にはそんなセッカチ野郎呑み助のためにクイックメニューが必ずいくつかあるわけであって、まあベタなお新香とか作りおき惣菜みたいなヤツでもよかったがナゼか『鳥ささみ炙りの梅しそ』なんてハイグレードなものを注文してしまったのよ。そうそう、お通しが『大根おろし』ってのもツウっぽくてよかったし、その後の焼鳥ライフに明るい道筋を照らしだしてくれる佳い品だ。
そのトップバッターである『鳥ささみ…』はきっと刺し身でも食べられるくらい新鮮な身肉、サッと表面を炙って美しいグラデーションのタタキ状になっていた。そこに梅肉みそ+青じそ糸切+白ゴマというある意味王道テキ調味でズバリと投げ込んでくるのであるが、なぁにコレがまたちょ〜美味いのよ…さっぱりとお刺身テキ感覚で宴のスタートにはナイスな選択なのね。

もちろんビールはすかさずオカワリ君なのだけど、ぐびぐびぷは〜としながらお店が一番リキを入れている焼き物を注文するのである。
名物の『つくね』、かわ、どんどり(所謂ボンジリのことをこのお店ではそう呼ぶ)、もも肉とねぎ、豚しそ巻…あぁ、早く持ってきて〜じゅわっとがっつりいっぱい食べたいじゃん!
炭焼きプレイスでは我々が注文したものが手際よく焼きあげられてゆくのが見える。とにかくテを休めずに次から次へと注文をさばいてゆく姿はミゴトだし見ていて楽しい。ボボッ、ジュッ…といった音と同時に立ち上る煙がぐぐ〜んと食欲を盛り上げてくれる。他の来店客の迷惑も考えずカウンター越しにそんな様子を撮影するエロおやぢだが、キモチはフォトの出来栄えよりもその串焼にすっかり舞い上がっているのだな。

売り切れ御免の『つくね』はその評判通り素晴らしい逸品だった。美味い焼鳥店はいくつか知っているけれど、こと『つくね』に関してはココが横綱一等賞だろう。ホントはもっと食べたかったのだけれど、ホカにも食べてみたい串焼がたくさんあって泣く泣く断念なのである。
それにしてもこのお店の料理は全てカンペキなほどに美味かった。またそう感じたのは店員さんの対応がとても洗練されていてストレスが少なかったからなのかも知れない。酒の追加オーダーに関する一連の流れもジツにスムースだ。
以前にこの日記で書いたことなのだけれど、もう一度それを引用して強調したいフレーズがある。それは

「料理が美味くて安ければクチコミで客は増える」という大いなるカン違いをしているヒトもよくいるようだが、今の世の中は「美味いこと」も「安いこと」も当たり前なのよ。案の定このお店は特別そんなに安くはないのにいつも満席になっているし、ネット上の評判も大変に結構なものである。
ナニが違うのかと言えば、それはこうした心遣いと注文した料理の待機時間が短かく食べたいと思っているタイミングをハズしていないこと、そして酒の注文に即応えていることなのだと思う。てか断言してもいい、繁盛店とは「客の時空感覚を捉えられるお店」のことなのだと。
( 2013.01.07. 年末年始やたら美食カオス酔夢譚《忘年会編》より )

ということなのであって、この「鳥しん」さんもそうしたキホンをお解りになって営業されているのだな。超オススメ!と申し上げたい。

シメに食した『鳥そば』がまたサイコーだったのよ。“そば”といっても鶏ダシの利いた塩味のラーメンなんだけどね、こいつがヘタなラーメン屋よりよっぽど本格テキで美味い。一日限定何食だかしか用意してないそうなので入店したらお早めに予約オーダーしておいたほうがよさそうだ。
そうそう!大事なことを書き忘れていた。このお店の焼鳥は全て塩のみ、タレはないのでそーゆーのがダメなヒトはヨソのお店にどうぞ。塩のみだからってエラいとかスゴいってわけではないけれど、お店の方針がハッキリしていていいではないか。ボクはこーゆーのもアリだと思うな。
ミもココロも満足してお店を出た。ちょっと涼しくなった夜風に吹かれながらホテルに戻ったのだけれど、なんだか嬉しくてルームで二次会をジッコーしてしまった盛夏のヨルである。


鳥しん
千葉県千葉市中央区登戸1-24-24 1F
TEL=050-5796-8688
ACT=17:00-22:00 日曜定休




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昨日の朝の富士山ね
熱低接近の影響かな、大きなエリマキ雲


6:11AM, August 31. 2013. @Fujinomiya-City




そして今朝の富士山
今朝は傘雲よぉ


6:53AM, September 01. 2013. @Fujinomiya-City




夕方になっても傘雲を被ったまま…


4:57PM, September 01. 2013. @Fujinomiya-City






う〜様
こんにちは!
えっ?!ヒトにジャンケンさせておいて、そのスキにテメーが喰っちまう破廉恥バカ野郎なんているんですか?信じられないなあ…死刑ですね、そんなやつは(≧∇≦)b
焼鳥はこのところタレ続きだったので塩の旨さにカンドーっ!でもホントに質の良いニクじゃないと塩では通用しませんよね〜



元ルーさん
こんにちは!
今朝はものすごい雷雨でしたよ、大雨洪水警報なんてやつまで発令されましたし。昨日はカ〜ッと晴れたり一転暗雲垂れ込めて大粒の雨がザーザー突然来たり…本当に不安定な天候が続いています。
焼くところが見える焼き鳥屋さんっていいもんですよね、特に大将と会話出来るカウンター。そして煙と音ががシアワセを運んでくるみたいなさ〜(´▽`*)アハハ