■ 通称『カプレーゼ』
" カプレーゼ " とはイタリア南部・地中海に浮かぶ島であるカプリ島、その「カプリ風の」や「カプリ島の」という意味でありまして、私たちが知っている『カプレーゼ』は正式名称を Insalata Caprese（カプリ島のサラダ）となります。つまり長くてメンドっちい発音を短縮省略してしまったナマエなのですな。
実物はご存知の通りモッツァレッラチーズの白、バジルの緑。トマトの赤…すなわちイタリア国旗のアレです。見た目はもちろんですが、食してもサイコーな夏のサラダであります。
バジルの季節がやってきた
そんなバジルが当家の菜園ですっかり成長しました。毎年食べ切れないほどの大きさに育ち、昨年は葉が多いうちに収穫してバジルソースを作ろう…なんて思っているうちにナゴヤ出張生活が再開してしまい…おっと脱線脱線、元へ。
「ピッツァ・マルゲリータ」もいいんだけど、やっぱり収穫一発目は『カプレーゼ』だぜ！ってことでスーパーには尻…おいおい、何だよこの誤変換…スーパーに走り食材を集めてきました。
集めてきました…って大袈裟ですね、あとはモッツァレッラチーズとトマトだけなんですから。そのチーズ、いつものメーカーさんのものが売り切れで、あのＴ中Ｙ剛氏が経営するＨ畑牧場の製品しか残っていませんでした。
高いんだよねえ…Ｈ畑の製品って。品質は悪くないんだけど、輸入品かと思うような強気の価格設定…その割にお味はフツーに美味しいって程度。もう少しなんとかなりませんかねえ…と思っていたら、このモッツァレッラチーズに関してはフツーの国産品ほどの設定でありまして、なんだよそれなら…って感じでカゴに入れました。
同社が有名になったキッカケの生キャラメル（アイデアのパクリ疑惑あり）やカチョカヴァッロなどは異常なほどの高値で…ん～何だか脱線しそうなフンイキね、軌道修正。
ってことで『カプレーゼ』の完成ですっ！
あぁ本当に美味しいですねぇ、何と言ってもバジルのフレッシュな香りが素晴らしい。エストラゴールなどの低刺激性揮発成分がその香りの主体なのだけれども、とにかく目の覚めるような個性がたまらないのよね。
ＥＸＶオリーブオイルにミルした岩塩、そしてミックスペッパーもミルしていただくこのサラダ、もう白ワインがたまらなくよく合うのですよ。
ごく一般テキな白ワインにしようと思っておりましたが、スーパーで見つけたちょっと変わりダネ「クラフト・スパークリング」をお試ししてみました。国内の大手ワインメーカーさんが開発した商品で、日ごろは伝統的なものを好むエロおやぢもなんだかコレにはピンと来るものがあってその気になったワインであります。
グリーンな風味が瑞々しく、柑橘やマスカットのようなフルーティさにホップの香りと苦みが漂う逸品であります。ボクはライチに通ずる風味も感じました。でも甘くない、爽やか、緻密な発砲が心地よい…となかなかに佳い出来なのであります。おしおし、リピートは確実ですな。
久しぶりにいただいた『カプレーゼ』でありますが、モッツァレッラチーズは少しだけ高価なので年がら年中ってワケにはゆきません。そこでちょっとエコノミーなサラダ…なんちゃってカプレーゼみたいなものもセカンドステージとしてココロの隅っこにスタンバイさせておくのも宜しいかと思います。
先ず『カッペレーゼ』です。
「かっぺ」とは田舎っぺのこと、すなわちモッツァレッラチーズやバジル（シソ科のハーブ）なんてシャレたものがない哀愁のイナカ町で準備出来るものとしてはトマトくらい。だからごくフツーのプロセスチーズと青ジソの葉を使ってカプレーゼ風の料理にすることを言うのですが、これがまたけっこー美味いのよ。田舎っぺの " なんちゃってカプレーゼ " です。
次は『カッパレーゼ』ね。
これはナマエでもう判っちゃいましたね、青ジソの代わりにキュウリを使ったもの、カッペレーゼの派生型です。これも絶対テキに悪くありませんが、お味の方はかな～り程遠いフンイキであります。まあなんとな～くソレっぽいものが欲しくなったときの緊急回避手段ですか。
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■ 雨の合間に 蔓の侵略
もう一週間以上 雨が降り続いています
いくら梅雨だからって云っても こんなのは初めて
菜園の雑草もボーボーでタメ息しか出てこないんだな
それに…燐家との境目にある夏蜜柑の樹に蔓が覆いかぶさって真っ暗
蔓の花はとってもキレイなんだけど
こいつはエイリアンみたいに侵略増殖して風通しを悪くするので
バッサリ斬り捨てするしかないのよね
たかみさまクラフト・スパークリングね…いいですよコレ！ 先日リピ買いしました。きっと他の大手メーカーも黙ってないんじゃないかな、多分続々参入ってことになる来年の夏でしょう。
うちの母上はこのテの料理が大好物なんですよ、また食べたい…ってリクエストまで。ええっとぉ、彼女のために近いうち準備しなければならない食事のリストは、KFCの「レッドホットチキン」でしょ、それから「とんテキ」ね、そして「カプレーゼ」か…和洋中どれにもこだわらないので作る方は助かりますけれど。
ただ酒呑みと同じ料理ばかりですと塩分過多になりそうでしてね、そこだけは気を遣ってますです、はい (´▽｀*)ｱﾊﾊ
