■ ツルリと食すツウの味
某グルメ番組では『ワンタン』をテーマにその内容を掘り下げておりました。当然の如く卑しいエロおやぢといたしましては、もう喰いたくて喰いたくて喰いたくてシカタなくなってしまうのであります。
へへっ、在るんだよ近くにさあ。今や『ワンタン』を提供するお店はすっかり絶滅危惧種なのですけれど、やっぱり昔ながらの町中華さんにはあるんだよね、拙宅からクルマで10分程度の至近距離、JRの踏切で引っかからなければ5分くらいで着いてしまうかも知れない老舗です。
前回訪問したのは2019年の5月、その時の顛末は " 昔ながらの『支那そば』" なる駄文日記をエントリーしてありますのでぜひご覧になって欲しい支那忠分店さんであります(アンダーライン太文字をクリックするとその日記にワープします)。
粛々とシンプルに営業されているお店なので店内はムカシのままです。武漢肺炎対策はアルコール消毒液の設置程度ではありますが、まあ哀愁のイナカ町ではこのところの状況を鑑みますとオッケーでしょう。
支那忠分店の店内_211212 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
早速切望しておりました『ワンタン』をお願いします。おっと~母上はノーマルですが、ちょっとスケベ心に流れるエロおやぢは『チャーシューワンタン』などと云ふ若干ゼイタクなひと品をオーダーしてしまうのですな。
近所の企業さんで働く人々が利用し混雑する平日とは違い、休日は逆にヨユーのある客席で待っておりますと…来ました来ました!いや~ノスタなヴィジュアルですな、こーゆーのがいいんだよ。
スープをひとクチ啜るとキリッと強めなお醤油の風味、決してショッパいわけではなくその醤油の個性が際立つチューニングなのですよ。流行りの曖昧模糊とした乳化系スープではなく、クリアでストレートなお味が食材のグレードを浮き彫りにするような一杯なのですね。
お楽しみのワンタンは何枚も入っている大きなチャーシューの下に隠れてはおりますが、そこをかきわけレンゲでヌルリと掬い出してはクチに運ぶ動作がジツに心地佳いのであります。
あぁ美味いじゃないか。細い麺とは違う舌触り、ほのかに感ずる餡の旨味…これだよ、これこれっ!
もちろんチャーシューも素晴らしいお味ではありますが、このツルリと食すワンタンね、はんなり香る小麦の風味…ツウの味なんだなあ。スープと一緒に胃袋へすんなりと収まってゆく様は他に類をみない食べ物かと思います。熱々をハフハフしながらスルリ流し込む快感!ただヤケドだけは気をつけないとね…ええ、もちろん慎重に食しましたよ、若いころとは違います。
◆ 支那忠分店
静岡県富士市天間 731-2
TEL= 0545-71-3915
ACT=11:00-14:00 / 17:00-19:00 月曜定休
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