■ 今年の潮干狩りは中止になったけれど
浜名湖アサリの本来の旬は春先から梅雨入りころにかけてなのですが、盛夏を過ぎたこの時期は大粒に成長したものがたくさん漁獲されて満足感があるものです。
多分春先からの時期が旬と呼ばれる所以は食味のよさからくるものと思われますが、クチに含んだ時のボリューム感やファットな弾力も食味の重要な要素なのでありまして、そーゆー意味ではお盆を過ぎようとしている現在も旬であると言えるのではないでしょうか。と云うよりも、寒い冬から解放された春のヨロコビや爽やかな新緑と心地よい気候に騙されて、矢鱈にアサリが美味しく感ずる…なんてロジックもあり得るわけです。まあエロおやぢのカッテな思い込みってこともありますので、あまり信用しないで下さいね。
その浜名湖では資源量の激減が原因で今年の潮干狩りは中止になったけれど、どうやら漁師さんたちのエリア分は確保されているようです。う~ん楽しみにしていた行楽客には残念だったかも知れないし、観光収入もダウンなので痛手は大きいだろうなあ。でもねえやっぱり美味いです浜名湖アサリ。
しっかり肥えて栄養を蓄えたアサリですからね、世の中の甘さや辛さを吸収し、慈愛に満ちた心で包み込んでくれる熟女のようにふわりと優しく接してくれるわけです。もうメロメロであります。
あぁ、この快楽に何時までも浸っていたい…なんなら溺れ死んだって構いはしない、とさえ思います。