ほうれん草とベーコンのオレキエッティ  

二晩続けてですネぇパスタと云うのも如何なものでしょうか、と宗男は言った。
知ったコトか…とココロの中で切り返すボク。



 静岡市内の輸入食料品店では行くたびに欲しくなるパスタが何種類も並んでいる。ロングはプレミアものからセール品まで当家の在庫を鑑みてもちろん購入してくるワケなのだが、ショートは面白いと思いつつもなかなかテを出しにくい。
先日はオルガネッティとこのオレキエッティの二種類を全くの戦略なしのままカゴに入れてしまったので、帰ってきてから
「さて、どーやって食べるか…」
と悩み続けなければならないハメに陥っていた。
 二日続けたのも、そのコーフンが冷めやらぬうちにイッキにやらないと食品庫の片隅で変色してしまった哀れな姿のショートパスタが容易に想像できたからなのである。



 ちょっと見はシェルマカロニに似ているが、語源は“小さな耳”から来ているらしい。かなり茹でてもズルズルにならず、モチッとした食感がキープされるのがヒジョーに使いやすい。
 清里で買ってきたベーコンブロックは三等分して冷凍しておいたのだが、一昨日のパスタでの大活躍に気を良くして昨日も使ってしまったのね。こんなコトなら冷凍しなくてもよかったじゃん…みたいなハンセーもあるのよ、正直。
ガーリックとぺペロンのオイルでほうれん草と共にさっとソテーし、ゆであがったオレキエッティを加え塩で調味するだけのチョ〜単純なパスタ料理なのだが、なんでこんなに美味しいのか!とカンドーの一皿が出来上がる。
フォークに次々と刺しては口に運び、たまにベーコンやほうれん草も絡めてモグモグ…
よく冷やしたスパークリングワインがミョーに美味く感じるヒトトキなのである。




ジェイコブズ・クリーク
シャルドネピノ・ノワール


オージー・スパークリングのスタンダード
品の良い香りと雑味の少ないソフトでプレーンな泡立ち
ヨハン・グランプ氏が1847年創業のマジメなワインメーカー


JACOB'S CREEK
http://www.jacobscreek.jp/