春の山菜一番乗り『ふきのとう』で天ぷら

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「おぉ〜っ“ふきのとう”じゃん!」
静岡市清水区の山間で道脇の斜面に可愛らしい春の使者を見つけて思わず見入ってしまった。そうか…こんな寒くてもちゃんと季節を待って出てくるんだなあ。
よく見るといくつかのグループに分かれて群生しているのであって、斜面に射し込む陽の光が強い部分に集中していた。既に開いて花が咲いてしまっている株もあるが、まだまだツボミの赤ちゃんも沢山ある。
へへ、こいつはイタダキだね♪
シゴト中にも拘わらず、手元のバッグからビニール袋を取り出して早速採取を始めるエロおやぢなのであった。

帰宅して泥や汚れを取り除いていると春の匂いが強烈に立ち昇ってきた。
そう、紛れもないあのフキの香り…
個性の強い山菜の中でも特にその香りは主張の強いものであって、コドモのころはあまり快感を感ずるものではなかったが、ナゼかオトナも年季を帯びて来るに従いそうした強い野草の特徴を吸い寄せたくなってくるのはフシギなことだと思う。
そしていろいろな調理方法があるものの、やはり一発目は先ず王道の天ぷら!なんといってもこれに尽きるのではなかろうか。

せっかくの春一番料理なんだから、ただ矢鱈に天ぷらにして喰うだけではつまらないのよね。こいつを活かすために酒の準備はもちろん、天ぷらそのものをより美味しく食べるために塩も数種類用意してコトに当るのだ。
まあフツーは天ぷらと云えば相棒には蕎麦と決まっているものだが、運のわるいことに蕎麦の干麺を切らしていた。え〜い、んーじゃあうどんだっていいじゃないのよ…と勢いで小豆島産のうどん乾麺を茹でてザルに乗せて食した。
しかしコレがなかなかに美味くて以外にイケることが判ったのね、う〜む蕎麦だけに何もこだわる必要はないのであって、よく考えたら商売のお店だって“天盛り&うどんのセット(かやくご飯・小鉢・漬物つき)お得なランチセット¥780”なんてやつもあるではないか。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
さあ、お楽しみの晩酌タイムがやってきた。揚げたてをいただく…つまり調理終了を待たずに“つまみ喰い”ってやつね。
ああ美味い!ガツ〜ンと強烈な苦味と香りが口中に広がり、春の野山の大気がイッキに充満する。素晴らしい。
やはりスーパーで売っている栽培モノの“ふきのとう”とは生きる気合いが違うのか、これくらい強気にイバり散らさなければ熾烈な生存競争には勝てないのかもしれない。
まだまだシーズンは続くので、もう一度二度は楽しめるかな…




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がんたさん
おはようございます!
最近はシェル牡蛎なんて呼ぶようになってしまったんですね…結局は“殻つき牡蛎”だろ〜(笑)
栽培モノの春山菜はドコにでも売ってるのでしょうが、自然に自生しているものはこれからが本番でしょうね。兵庫県も間もなくでしょうか、楽しみですね!
タラの芽、山ウド、ゼンマイ、わらび、タケノコ… 酒がすすみ過ぎてヤバそう(´▽`*)アハハ



チャッピ〜☆彡さん
おはようございます!
そうか、ホタルイカも春の漁だもんね♪ そういえば先日スーパーの鮮魚コーナーで見たような… 王道は茹でて酢味噌だけど、やっぱりちょっとヒネりたいよね(笑)
ボクは多分例によってペペロンチーノかな、でも去年もソレだったしなあ(´▽`*)アハハ
「ふき味噌」ってなんとも言えず美味しいものだよね、熱々ゴハンにオン!がサイコーだけど、お豆腐に厚く塗って焼いた“ふき味噌田楽”ってのも堪らないね、日本酒かあ…ってまたそのハナシかよ(≧∇≦)b
さて、このふきのとうを採取した場所です 新東名新清水JCT工事現場付近ね…


March 15. 2012. @Ousaka, Shimizu DCT.