ハムステーキ

「ほぉわーとろーす 」 という " ゆるキャラ系ハム "

ハム類が好きな母上は突然突拍子もない買い物をしてくることがあります。そしてときどきこの駄文日記にも掲載する「ローストビーフ」もたいてい彼女が選んでくるものでありまして、帰宅して品物を取り出し並べている時にソレが出てくると「あ~またコレですかい…」と思わず苦笑いしてしまうくらいフェイバリットな食品なのです。
まあいいでしょう、栄養価の高いビーフや新鮮なヤサイをたくさんいただいて健康を維持することも大切ですからね。長生きしているご老人はおしなべてニク大好きってことを聞き及びますし、まあそーゆーものに食欲を持てるってことは精神にユトリのある証拠なのですから。

信州ハム ほぉわーとろーす

で、先日のお買い物にこんなロースハムが含まれておりました。ラベルには「ハム 白い (イラスト) ほぉわーとろーす」なんて文字が並んでおります。
おいおい、甘ったれ大学生のインターンじゃねえんだよ…厳しい企業間競争に打ち勝つためにはビシッとキマったキャッチコピーや商品名と、美味しそうなサンプルフォトなどをセンスよく配置してのラベル制作が要求されるんだぜ。
なんだかねえコレじゃ店頭に並べた時に迫力負けしそうですな、ゆるキャラっぽい思考がそのまま商品化されたみたいなカンジでしょ…とエロおやぢはキビシくコキおろすわけなのですけれど、ところが現に年老いた母上がこの商品を選択して実際購入に至っているわけなのですね。もしかしてオレの感覚は過去のものなのか、古すぎてダサダサなのか、時代に取り残され埋没しているのか…そんな苦悩が浮き彫りになった一瞬でありました。

ハムステーキ   Carl Zeiss YC. Planar 50mm F1.4 T* MMJ  SONY α7

まあいいでしょう、メンドっちいことは先送りして今はそのホワイトロースハム…違う!「ほぉわーとろーす」をどうやって美味しくいただくのかを考えるベッキーであります。妻子ある男性と恋仲に落ちたりするなど以ての外、ヨケーなことにココロの体積を充てるのは人生のムダ遣いですし、明日やっても結果が変わらないことは明日に延ばしたって構わないんです。

せっかくの丸ごとロースハムですからね、ここはバッサリざっくりズバッと厚切りにして『ハムステーキ』でもしましょうか。父上が健在であったころはお中元やお歳暮に食いきれないほどのロースハムやボンレスハムのギフトが当家に届いたものですけれど、バカ息子になってからは凋落の一途。ハム製品のギフトボックスなんてデパ地下で横目でニラんでは逃げるように立ち去るだけです。あぁムカシはよかったなあ…こんな厚切り『ハムステーキ』なんてしょっちゅう喰ったものだし…なんて泣き言を漏らしてもシカタありません、ここはミエをはって過去の栄華を再現しようではありませんか。
うっひ~♪美味い美味い。浮世のウサはこいつで晴らすのだよ。






長月の庭風景  柚子とケロ助


ケロ助よ 今日はそこでステイかい
まあその青柚子はスグに収穫しないからいいけどさ
もしかしたら夕方にドリンク用として切るかもしれないし
出来れば早めに場所替えしてもらえると有難いんだけどな

長月の庭風景 柚子とケロ助   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 55mm F2.8  SONY α7