唐突に『豚肉の生姜焼』

“お得で人気のランチ特集！”などとよくドコでもやっていそうなグルメ番組をいつものように見てしまった。やはり毎度のように登場する豚肉の生姜焼も当然の如く紹介されるのであってこの料理の人気度は不動のものなのだな。

そしてさらにパブロフの犬状態になったボクは（お〜っし、明日の夕食はコレだぜ♪）と唐突な決心をしてしまうのである。
食材は当家にストックしてあるモノで全てオッケー！と冷凍庫を漁れば豚バラ肉がキチンと出てくるワケなのだが、残念なコトに生姜焼にするには若干薄いスライスのものなのであった。う〜む、コレはしゃぶしゃぶ用だな…
シカタがないので肩ロースを探すがソレは先日の昼食に中三元女子剣道部員にヤキニク丼にして喰わせてしまったのでナイのである。ではフツーのロースを、と思う前にソレも重ねトンカツにして消費済みであることが判っていたので最初から探しはしない。
残るは“もも肉”だけである。あぁモモニクかぁ…焼くと硬くなっちゃうんだよね…と若干の落胆を感じつつ、わざわざ購入に走ってまでベツの肉を求めるのもメンドーなのであってエイヤでソレに決めてしまうのであった。
考えてもみればゼイタクな話なのであって、もし他人がそんなコトを言いでもすれば「まったく近頃のヤローはクチが奢ってしまってどーにもなんねえよな。喰えるだけマシだと思わんかい！」と吠えてしまうに違いないが、いざジブンの事となると（いや〜、やっぱり調理方法に合った食材の種類ってもんがあるんであってさ…）などと言い訳をする自分はジツにエラくてかわいいのである。
そんなワケでモモ肉で生姜焼を作って食した。焼きたては殆ど遜色のないくらい柔らかで美味しいが、やはり冷めてくると少々硬化傾向にあって（やっぱりね）と思いつつ美味い美味い♪とビールのアテにしてしまうのである。
お味の大半は自家製の生姜焼タレにあるので、まぁあまりウルサいことを言わずとも結構な料理が食べられるのである。今回はポテサラにもちょっとキアイを入れたし、まぁソレでトントンってトコかな。