おせちもイイけど『とんかつ』もね♪ @池とん

あ〜刺身もカニも喰い飽きた…とシラジラしいウソで始まる今日の日記だ。
しかしナゼか突然『とんかつ』が食べたくなって静岡市内まで行ってしまったのはホントの話なのである。

いや、ソレも正確に云うと事実イキサツとは異なるのだな、出発時点での目的は“掛川法多山参拝&厄除けだんご”だったからだ。家を出てまもなくFMの道路交通情報ではすでにUターンラッシュが始まっていて静岡県内の東名高速各所では数キロメートルの渋滞が発生していることを告げていた。
う〜む、ちょっと見通しが甘かった。だいたいこんな正月に単なる思いつきアソビで遠出しようとする方が間違っているのだ。
シカタがないので富士川SAスマートインターチェンジから下り線に乗って渋滞の様子をうかがうことにした。対向車線の上りでは案の定トンネル手前や上り坂で断続テキ渋滞が発生していて、この分では帰路の地獄は確実だなあとサッサと諦めて静岡インターで降りてしまった。
さてさてちょうど昼めしの時刻なのであった。駅周辺・中心部や浅間大社の渋滞を避けグルリと回ってメガーヌを走らせているといつの間にか唐瀬通りに到達していたが、このころからとんかつモードに突入していたのだと思う。飲食店を探すメは『とんかつ』の文字を追いスルドくその選別をしているのであった。
正月二日なので休業しているお店が多かったがふと見ると暖簾が出ているお店がある。しかも“とんかつ専門店”、店舗外装も華美に過ぎることなく渋い「池とん」さんなのであった。こーゆーお店が美味いんだな♪ 早速ゴーなのである。


店内は清潔だった。バリッと糊の効いたコックコート&ハットでキメた初老の紳士がちょっと気難しそうなカオで料理を作っている。特に愛想がわるいワケではなくキチンと礼儀正しく迎えてくれる。そしてアシストしているのは奥様だろうか、ホールに厨房に忙しく動いては笑顔でお客様に接しているのはジツに気持ちがよい。
ボクは『上とんかつ定食』¥1550を注文した。運ばれてきたトレーには香ばしく揚がったトンカツに真っ赤なケチャップソース、ご飯、赤だし味噌汁、香のもの…という徹底テキにスタンダードなセットだった。
この“とんかつの上にケチャップ”というパターンは以前に食した呉服町の蝶屋さんでもお目にかかったものであって、なにか静岡の老舗洋食店に伝統のものなのだろうか、しかしコレがまた美味いのである。そう、美味いったらありゃしない!ってヤツなのだ。
ちょっと辛口の特製ソースにマスタードを溶き入れ、ザクッと切ったトンカツを浸けて食す快感は(あ〜、このお店を選んでよかった〜♪)とシアワセなキモチにさせてくれるのだな。

使われている豚ロースは柔らかく風味は大変に結構なものであって、その脂の甘み旨味は特筆すべきものがあると感じた。いや〜こんなに素晴らしいお店もあるものなのか、偶然とはいえココに巡り合えたのはお正月から幸先の良いスタートなのである。
ゴハンとキャベツはお代り追加がオッケーであって、大食漢も安心だ。メニューは他にはヒレカツ、カツカレー、カツ丼、コロッケ、エビフライ…そしてそれらのミックスなどもあって充分だが、とんかつ専門店としての範疇を逸脱していないところが潔いではないか。
お味はきっちりソレに現れている。当然ちょ〜オススメだ。う〜ん、今度は評判のよいらしいカキフライも食べてみたい…とは思うが、きっと次もとんかつにしてしまうのだろうなあ。


池とん
静岡県静岡市葵区城北1-1
TEL=054-245-2567

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今朝の富士山
三が日拝むことができてアリガタイことですね


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7:23AM, January 03. 2011. @Fujinomiya-City