■ ちょっと落胆の変りダネ
様々な種類のパスタソースがスーパーの商品棚に並んでおります。高級品からただ混ぜるだけみたいな普及品迄かなりの面積を占めておりますが、パスタソースに関してはキホンはテメーで作るタイプなのでじっくりと見入ることはありません。
ところが先日「たらこスパゲティ」を作る段階になって、何の拍子かお手軽タイプに浮気してしまいましてね、まあソレは思わぬ美味しさでしたからよかったのですけれども、その " たらこバターソース " の隣りに置いてあった " 信州野沢菜漬&にんにく醤油 " という変りダネがメに入って…。

お値段も百数十円ということもあってついついカゴに入れてしまいました。美味しいと期待できないこともないけれど、まあハズレたって知れてるしねえイチかバチかの勝負にもならないおフザケなのであります。そうそう、これで美味けりゃ儲けモンみたいなカンジですな。
パスタを茹でたら湯切りしてそのまま添付のソースで和え、盛り付け後はやはり添付のフリカケ型トッピングをパラパラっとしてやるだけです。今回は刻み海苔もしっかりとしたサイズなのでそのままの使用オッケーですね、あっけないくらいカンタンと云いましょうか、なんかこんなの料理じゃない!って呟きたくなるくらいです。

大量に入っている輪切り鷹の爪にも驚きますが、にんにくの香りと唐辛子の辛みが立っているペペロンチーノみたいなお味です。ええ、決して不味いものではありませんよ…と云うかブラインドで食したならばコレっていいんじゃないの?みたいにパンチが効いていて、そこにお醤油の風味が加わっているのでニッポン人にも馴染みやすいお味なのかな。
そう、個性派とはいうもののペペロンチーノとして充分に楽しめるお味なのですけれども、ウリにしている " 信州野沢菜 " ねぇこいつの影が薄いのよ。もっとシャキシャキバリバリするような食感とボリュームを野沢菜で実現して欲しかったなあ。
まあ販売価格設定とかねコストの問題などいろいろあるのでしょうけれど、今の時代は美味しければ投下資本にワクは設けないってヒトも多いわけでして、その辺りもう少しなんとかならなかったものか…と、ちょっと落胆のランチタイムなのでありました。