■ 早くおいでよ…と呼ばれている気がします
朝刊折込チラシに「山梨フェア」なるイベントが告知されておりました。出所はもちろん近所に出来た山梨県系スーパー某OGであります。やはりこう来たか…と思いましたけれど、この時期なら季節のフルーツにスイーツなどが盛りだくさんで重点販促品をメで追いかけるわけですね。
その中に駅弁のいくつかが紹介されておりました。あら~懐かしいあの品も…ってことで、開催二日目の昼前に突撃してみた次第です。
以前はちょっと有名な「元気甲斐」やご当地の名物に因んだお弁当をいただいたものですが、こちらは比較的近年の商品なのでしょうか、初めて見聞きする駅弁です…でも大正時代から中央線・小淵沢で営業されている丸政さんのお弁当ですから間違いはないでしょう。
同社の駅弁はこれまで何種類もいただきましたが、大学生の頃はじめていただいた「高原野菜とカツの弁当」にはぶっ飛びカンドーの美味さを覚え、以来八ヶ岳方面に出向くときは必ず小淵沢駅に立ち寄って駅弁を購入する…といった日々がありました。
掛け紙を取るとそこにはシンプルな鶏めしが現れました。今どきのお弁当にしてはシブすぎるくらいのツラ構えではありますけれど、こうしたスタイルには非常に好感を持ちます。いいねえ、潔くて。
鶏のダシで炊いたゴハンに板海苔・錦糸玉子・鶏そぼろ・照焼…副菜オカズもズバリとくる削ぎ落し加減にキュンと心奪われます。そしてもちろん旨いのよ、ハデなところはないけれどそっと静かに、そしてしみじみと美味しいなあと思えてくるのね。旅先でこんなお弁当をいただいたらどれほど感動するのだろうか。
しばらく行っていない八ヶ岳高原方面ですが、この暑い夏も終わって涼しくなったらゆったりドライブしたいな。早くおいでよ…と呼ばれている気がします 。
◆ 駅弁の丸政(株式会社 丸政)
https://www.ekibennomarumasa.com/
■ 文月の庭風景 おんぶする空蝉
蝉たちも必死なのでしょう
我先にいいポジションを確保するのが彼らの本能
おんぶだろうが肩車だろうが知ったこっちゃねえよ…てなもんですかね
そして青空に響き渡る蝉時雨