豚バラ肉の角煮  

 歳末のデパ地下は普段は滅多に買えないような商品も確かに多く並んではいるが、どっこい庶民の味方もしっかり存在していた。
100g単価が¥168と県内産畜肉としてはかなりお買い得な価格で提供されていた豚バラのブロック。ん〜♪コレは角煮にするしかないじゃん…と約1kgの塊を購入した。

 買い物をしてきたのは昨年の29日だが、昨日冷蔵庫から取り出して驚いたことはドリップが全くでていなかったコトなのである。
フツー輸入冷凍モノなどはスーパーの棚にある時点で若干のドリップもやむなしなのだが、買ってきて家庭の冷蔵庫などでうっかり二日も寝かせてしまったりすると、パックの底に溜まったソレにびっくりしてしまうコトもある。
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 一滴のドリップも無い肉とは、それだけ流通過程での時間ロスの少なさと鮮度の保持に神経を注がれている食材である証でもある。
アトは料理人のウデだけが試される状況に、お正月の膳というプレッシャーも重なりキンチョーの元旦なのだ。
適度な大きさにカットし、ヒミツの加工工程に入る。作り始めたのは午後1時くらいからだが、夕食の時間にはふわふわトロトロの角煮が食膳に上る計算だ。
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 いつものように調味液を作り、照りよく仕上げてやるのはさほど難しいコトではないが慎重に味見をしてカンペキを目指す。
添え野菜はキヌサヤが定番だが、この時期はスプレー・ブロッコリーが鮮度も高くまた栄養価も申し分ないことからチョイスしてみた。和芥子もお忘れなく…
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器に盛り付けるのも怖いくらいに柔らかく仕上がった。
箸を入れてみると木綿豆腐くらいの弾力と硬さだ。とろりねっちりと割れ、肉の繊維もホロホロと崩れジツにいいカンジ。
口に運ぶとまったりとした脂が溶けるように広がり、旨みが醤油味の甘さに影のように貼りついている。
旨い・・・
困りました、毎日こんなモノばかり食べていてバチがあたりそうである。
正月開けには健康回復計画書の再検討を誓うコトにしよう、ってムリだろーな…


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今朝の富士山です
昨日と違い雲ひとつ無い快晴に、やっと山頂付近の新雪をお披露目


AF-S VR NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6 / Nikon D300
2008.01.02. 07:12 @Gendouji-Fujinomiya


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快晴に誘われてつい見晴らしの良い所に行ってしまいました
まあよくある風景ですが…


AF-S DX NIKKOR 18-70mm F3.5-4.5 / Nikon D40