『心太』って読めますか
県東部をクルマで走っているとアチコチで「伊豆の心太」などと書かれた看板をメにする。アトから知ったことだけど『心太』と書いてトコロテンと読むのだ、まあアテ字なのでしょうな、フツーじゃ絶対に読めません。
そんなワケでどうしてその字が充てられたのかを調べてみるのですよ。手元にある広辞苑でトコロテンを開くとココロテイの転訛とある。さらに調べを進めるとココロは凝る(固まる)の意、テイは天草のこととあり、な〜るほど!なのですな。これにも諸説あるので絶対とは言えませんが、とりあへず納得しましたよ。
SIGMA A013 2.8/30 DN @ SONY NEX-7
伊豆は世界ジオパークにも認定されたくらい海岸線が複雑に入り組んでいて『心太』の原料となる天草がたくさん収穫される。そんなワケで伊豆名産品のひとつとなっているのですが、よく販売されている“既にトコロテン状に切ってある”ものとは違い、凝固させたブロックのまま購入できるものもありましてね、こいつはお味が全く違うのですよ。
天草の香り、コリっとした歯ざわり、全体の弾力…本当に美味しい。食すためには「心太突き」という道具が必要ですが、たいして高価なものではありませんからひとつ用意しておくといいでしょう。一度食せばその美味しさにハマるのです。ボクはシンプルに酢醤油とカラシだけでいただくのが好みです。