「でんでん」と「かさご」の煮付け

「でんでん」と「かさご」 の煮付け

こっくりと甘辛に煮つけた冬のお魚

夕食にニク料理が続いてしまったので、そろそろお魚に回帰しよう…とスーパーの鮮魚コーナーに立ち寄りました。輸入魚の冷凍切り身や遠方からの旅の物しか並んでいないこともありますが、この日は運のよいことに駿河湾産しかも沼津漁港水揚げの「かさご」があるではありませんか。皮に張りがあり眼も澄んでいて新鮮なことは一目瞭然、これは即カゴであります。
そしてその横には「でんでん」という珍しいお魚も並んでおります。えっ、そもそも「でんでん」ってナニ?とご存知ない方が多いかな。

「でんでん」と「かさご」

それはスズキの親戚でハタの仲間、他の地域ではムツあついはシロムツと呼ばれるお魚ですが、ここ駿河湾では「でんでん」という可愛らしい名前で愛されているわけですよ。
旬は秋から冬にかけて、白身で淡白な身肉はクセがなく調理法を選ばない美味しい魚ですね。もちろんお刺身もオッケーですが、フライやムニエルといった洋食にも向いていてとても美味しいというハナシです。残念ながらエロおやぢは未だ試したことはありませんね、まあそのうちジッコーしようとは思いますけれど、今日は「かさご」もあるので煮魚にしていただくことにしますね。

「でんでん」と「かさご」の煮付け   MIRANDA AUTO MIRANDA 50mm F1.4 ( 8-Elements )  SONY α7

煮付けのレシピはいつもの如しでありますが、間もなく市場に登場する春のフキがもうハシリで並んでいたので購入してみました。あとは冬の根菜であるカボチャですね、この二つがあれば付け合わせの温野菜は充分でしょう。
こうした身の柔らかいお魚を煮る時は、鍋底にステンレスの平ザルを敷いておき、その上に魚体を並べて煮てはザルごと取り出すと身が崩れにくくなって上手くゆきますよ。せっかく丁寧に煮たお魚が、最後の最後に崩れてしまってガッカリ…なんてことがなくなります。

春鶯囀(しゅんのうてん)

あぁ美味しいですねえ…こっくりと甘辛に煮つけた冬のお魚…もうサイコーですな。「かさご」は言わずもがなでありますが「でんでん」の淡白で端正な味わいもまた素敵です。買い置きしてあった山梨県の銘酒もまたこうした煮つけによく合うものでして、ついついオーバードリンクになりそうになるのをグッと堪えなければならないのが辛いところです。
出汁で軽く煮含めたフキもいいお味でして、しっかりした春の苦みとシャキッとした歯応えが堪りませんよ。梅も咲き始めたし、いよいよ春近し…ってカンジです。
 
 

 
 
 
 

如月の庭風景  庭乃梅 February 18. 2025.


日に日に開花の進む庭の梅
厳しい寒波は各地に悪天候を及ぼしているようですが
ここ静岡では気温は低いものの好天が続いております
ただ富士山の冠雪は再びガレガレになってゆく一方でして…

如月の庭風景  庭乃梅 February 18. 2025.    MIRANDA AUTO MIRANDA 50mm F1.4 ( 8-Elements )  SONY α7