富士川河口の河川敷にある緑地公園は休日ともなると多くの人が訪れてスポーツなどを楽しんでいる。障害物がないので富士山もバーンと見えてなかなかにスガスガシい風景を楽しむことが出来る。
その富士川には富士市内だけでも二本の自動車用道路の橋梁とJR在来線そして新幹線と計4本もの橋がかけられていて、お天気のよい日には富士山をバックに最新型新幹線などを撮影しているヒトを必ず見かけるものだ。
そんな富士川河川敷すぐワキの、本当になんでもない場所に美味い蕎麦屋があるというウワサを小耳にはさんだので早速行ってみた。
知っていたのは「絣家」さんという店名だけで所在地も概ねのところしか理解していなかったが、な〜にテキトーに行っても見つかるさ…とお気楽なものである。
河川敷土手沿いの路にクルマを走らせているとそれはスグに見つかった。「手打ちそば」という文字がお店の壁に書かれていたので判ったが、古民家を移築して…とか、豊かな緑に囲まれたリッパな和風建築というワケではないので見過ごしてしまいそうな外観である。しかし質素ではあるが店舗の内外ともに清潔に保たれていてキブンはとてもよい。
初めての蕎麦屋に来たのだからフツーは“ざるそば”を先ずは食して…というのが礼儀というか真っ当なプロセスなのだろうが、ウワサの発信人からは「定食がスゴいんだぜ♪」と耳打ちされていたので店内のホワイトボードに書かれた定食メニューから選んでしまった。な〜に心配は無用だ、どの定食にもちゃんと手打ち蕎麦がついているのよ。
お昼時は近くの工場地帯関連のお客さんも多いのかボリュームのあるメニューが中心で、コロッケやアジフライだけでなくトンカツの定食まである。しかしボクはせっかくだからと今が旬ド真ん中の『カキフライ定食』をお願いした。お値段は¥750、ランチにはズバリの設定だ。
揚げたて熱々のカキフライが4ケ、サラダが二種添えられて皿に載せられている。そこにゴハン、そして肝心の蕎麦はレギュラーの半量程度か、竹ザルに盛られて出てきた。
もちろんカキフライはジツに美味い、いや〜美味いったらありゃしない!なのである。しかしコレはトーゼンの話なのであって、ココは蕎麦屋さんだ、蕎麦が旨くなければそれこそハナシにならないのである。
蕎麦粉は北海道・幌加内産を100%使用していると云う。おぉ、まさか富士川の河川敷でこんな美味しい蕎麦を食せるとはユメにも思わなんだ… そばツユではなく“塩をつけて食べたくなる蕎麦”と表現すればこの蕎麦の美味しさがご理解いただけるだろうか、久しぶりに「美味いっ!」とウナる蕎麦を食した。やはり次回はベーシックな『ざるそば』をぜひ楽しんでみたい、ただホントに富士市ってのは想定外だったけど。
オナカいっぱい満足感に浸って河川敷にプラプラ行ってみると、ソコには変り凧を揚げているオジサンたちが何人かいて楽しそうだった。富士山を眺めながら絣家さんの蕎麦の味を思い出していた。
◆手打ちそばと旬の自然食 絣家(かすりや)
静岡県富士市宮下111-7
TEL=0545-64-6388
ACT=11:30-14:00 / 17:00-21:00
木曜定休
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今朝の富士山