冬至と『南瓜のマセドアン』

冬至にはカボチャを喰って柚子湯に入る…と云うのはいったい誰が決めたのか。それにそもそも冬至ってナニ?と改めて訊かれると返答に詰まってしまうヒトも多いのではないだろうか。
かく言うボクもいーかげんな知識を世に晒して恥の上塗りをするのもイヤなのでちょっと調べてみた。そんなに難しいハナシではなかったのでちょっと安心したけどね。

冬至とは二十四節気の一つで立春に始まり大寒に終わる季節感象徴日の年間スケジュールのことなのだな、詳細を知りたい方はジブンで調べて下さいね…。要は一年中で一番太陽が低く天空を通過してゆく日、つまり昼間が短い=夜が長い日なのである。どうりで寒いハズだし、やたらと気が急くのはそんなせいもあるかもしれない。
日照時間が短いので地表は冷え切ってこれから本格テキに寒くなるよと云うマーキングでもある。なんだか命の終わりみたいな印象も受けるので昔のヒトはもっとアセって不安になったに違いない。
柚子湯やカボチャ食のヒントはここにあった。医学的治療が発達していなかった時代は、とにかく万病の源である風邪ひきの防止に異常なほど執心しただろう。だからこそ食物や生活習慣でそれを補う工夫をして、コトワザや言い伝えとして自然に栄養補給を行う慣例を身につけていったのね。
柚子には血行の促進や鎮痛作用もありビタミンCも豊富なので湯に浸かったカラダ全体でその成分を吸収するという効果もあると思う。ではカボチャはどうなのかというと、今で言う緑黄色野菜の少なくなった冬季にカロチンや諸ビタミンの豊富なこの食べ物が保存性の大変良いことを利用した先人の知恵なのである。

冬至と云うニッポン的あるいは中国文化の影響を受けたイベントに洋風料理もナニかなとは思うが、久しぶりに食べてみたくなったこのマセドアン(マケドニア人風の=角切り)というフランス語の調理レシピでエロおやぢも風邪知らずになろうではないか…という魂胆なのだな。
近年ボクが多用している調理テクに“蒸す”というものがあって、失敗が少ないところがズボラなエロおやぢにナイスフィットしているのよ。カボチャだって栗のようにホクホクなものに当ればいいが、ボクのように廉売中心の購入遍歴を踏んでいるとズクズクの水南瓜に遭遇する確率も高くて、そんな時にこの蒸すという調理法が救ってくれるのだな、えへ♪
ソースはマヨネーズに蜂蜜を二割くらい混ぜ、ホワイトペッパーで味を整えたもの。これで蒸したカボチャをサックリと和え、仕上げのトッピングはカリカリベーコンの細切りとパセリのコンカッセ。
サイコーに美味いです。和食にも洋食にも合います。日本酒でもビールでもワインでもイケます。あ〜、最後の一節はヨケーだったかな…




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今朝の富士山
マイナス4℃、東に大きな雲塊



7:36AM, December 23. 2011. @Fujinomiya-City











かぶちゃん
このソースは自信作です! ぜひぜひ自家製で楽しんで下さい(^o^)v
こんにちは! 最近は社食・学食ともに健康管理の観点から人気があるようですね。昔は安いだけがトリエであまり美味しくないのがフツーだったのにさ(笑)
それにちゃんと“冬至かぼちゃ”なんて旬も取り入れていて感心しますね! オカズにならなくても風邪予防のおまじないみたいなもんだから食べればよかったのに〜(´▽`*)アハハ



sadaさん
やはり緯度が違うとそんなにタイムシフトするんですね〜!
こんにちは! では未だ真っ暗い時刻からご出勤ですか…なんか映画みたい(笑)
オーブンで蒸し焼きにしてもいいんですよ。アルミフォイルに包んで160℃ほどに設定したら30分くらいかな。一度包まずに240℃で焼いてみたところ、丁度焼芋のように香ばしくなって、ソレはソレで美味しかった記憶があります。
しかし硬い南瓜ってどんなお味がするのでしょうね、水っぽい南瓜よりは美味しいのかな。扱い難いようでしたらボイル済冷凍のカット南瓜っていうテもありますけどねo(^-^)o



う〜様
杜氏と知りあって全国ドサ回り…(´▽`*)アハハ
おはようございます! 温泉治療に身を投じてキブンよくなりつい飲み過ぎ湯治にならず、当時はそんなこと考えなかったなあと反省しても既に手遅れそのまま他界…東寺に埋葬され香典返しは陶磁器の放蕩児は悼辞も詠んでもらえずあの世で悔し涙…
当家は柚子を切ると使い切れないので丸ごとプカプカ(笑) 例年、伊豆の温泉でカピバラの柚子湯入浴が季節ネタで地域ニュースに流れますがバカっぽくて笑えます。コドモのカピバラは柚子喰っちゃってるしさ〜(≧∇≦)b



とがしさま
ハトコ煮は枝豆使うんですよ…って真緑色のウソです〜\(≧▽≦)丿
おはようございます! 家庭で食べない三大料理って可笑しいにゃ〜(´▽`*)アハハ 確かに作るのがメンドってわけでもないのにナゼかやらないですねえ(笑)
しかし長いナマエだなあ『キュウリとプロセスチーズとチクワとグリーンピースのマセドアンサラダ』、キプチグマセドアンなんて言ったらなんのことだかわかんないだろうし韓国料理とカン違いされそう(´・∀・`) でもソレって酒の肴にめっちゃよさげ〜♪