モッコウバラの咲く頃はお庭でBBQ

世間一般では4月の末から5月の初めごろまでずっと連休ってのがフツーらしかったのだけれど、何の因果かボクのシゴトはカレンダーの赤文字通りのお休みなのであって今年は5月3日から6日までの4連休だけなのであった。
2日の夕方、帰宅すると近所の物置の壁に黄色いモッコウバラが満開になっていて陽が長くなったオカゲで金色の日没前光線を浴び輝いていたのだよ。なんだか(あ〜やっと明日からお休みか…)なんて実感がこんなシーンに増幅されて少し穏やかなキモチにさせてくれたのだな。

若い頃はそんな環境が目の前にあっても気づきはしなかったのだろうが、今はこんな花々がココロを癒してくれる齢になっちまった…てなもんか。黄色い八重咲きのモッコウバラ秋篠宮家・眞子内親王のお印、華やかだけれども優雅で落ち着いたフンイキが下々の世俗テキ生活に潤いを与えてくれるようでもあり嬉しいではないか。

さて翌日の連休初日はとてもいいお天気だった。単に快晴とかではなく風はそよそよ気温は高過ぎず低くもなく…といった絶好の行楽日和なのであった。そうだ、庭でBBQでもしちゃおーかな!完全に思いつきとはいうものの予報なんて外れることもあるから当日にならなければジッコーのオファーを飛ばすわけにはゆかないのだよ。
母君は突然の提案に多少たじろいだけれど、例年この時期にはジンギスカンなどを庭でよくやっているのでスグに乗り乗りモードになってくれた。あとは妹一家である。
電話をすると御主人殿もその日はたまたま予定なし、姪も同様…ってことで早速準備にとりかかることにした。道具類はひと通り揃っているので炭を買いに行ったりニク・野菜・ドリンク・副菜などを見繕ってくればよいのである。
たまのことだからね…なんていつもの言い訳なんだけど、やっぱりお金ってのはこーゆー時に惜しげも無く注ぎ込むのが正しい人生の在り方なのであって、ニク屋では質素な平素に於いては考えられないくらい高価な和牛A3ランク&サシびっしり系座布団スタイルズをたんまり購入するののである。まあその他にもいろいろと思いつくままに買い漁ってのスタンバイなのであって(ど〜だい妹一家よ、コレなら満足マイッタだろ〜っ!)みたいにちょっとばかしプライドちっくな午後三時なのであった。
ところが妹の御主人殿は炭火焼でBBQというハナシを聞くに及び魚屋に急行してはなんとアユを手に入れてきてしまったらしいのよ。う〜む、こいつは思いつかなかったぜ…しかし有り難いではないか、なかなかこんなリッパなアユにありつける機会なんてないもんね。

一時間かけて炭火を熾状態にしてあったから全員集合完了即スタートなのよ。しかも妹がハリキってアユに打ち串してきてくれたので、早速もうそのまんま振り塩してヤキヤキなのである。カンパイのシャンパンもそこそこに焼きたてのアユにかじりつくとなんともいい香りがするではないか、あぁやっぱり美味いねえ〜ワタの苦味もサイコーだよ。ドリンクはシャンパンにビールと赤ワインを準備しておいたが焼魚があるなら日本酒も少しだけ用意しておけばよかったなあ、と少しばかり残念な瞬間もあったが、なあにそんなことはすぐにうち忘れて炭火ヤキニクとビールに溺れてゆくエロおやぢである。
前述の高級和牛ニクのフォトはそんな快楽の渦に飲み込まれて押さえてないけれど、まだ宴がスタートしたばかりでマトモだった時刻に最初のヤキニクとして焼き網に乗せた厚切り牛タンは今思い出しても生ツバもの、安い焼肉屋のペラペラ牛タンとは全く別世界の食べ物なのであって「どーせ喰うならこーゆーヤツじゃないとねぇ」なんてエラソに吠えながら連休初日は更けてゆくのであった。


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元ルーさん
こんにちは!
母君と迷ったのですが「ジンギスカンならカセットガスコンロでいつでも出来るでしょ」ってことで今回は炭火おこして…ですよ(´▽`*)アハハ
老眼には本当にキビシい年齢になってしまいましたね、ボクは乱視もキツくなってしまったのでメガネが手放せない生活になってしまいました。若い頃からずっと視力だけは良くてメガネなんて縁のない人生だと思っていたんですけどノ(´д`*)