鶏手羽先のコーラ煮  

 口に入れたとたんにトロけるような感触、ちょっと甘くしかし香辛料もキッチリとシゴトをしてくれている料理が出来上がった。所用で出かけていたので帰宅は午後7時だったが大丈夫、コレは作り置きしておいたから。

 テレビをONにするとギャル曽根が何かをほおばっているシーンがアップになって映っていた。ジャイアント白田も登場し何やらコメントしている番組は「くさデカ」なのだが、ちょうど終了の時刻になってしまった。
県内の飲食店を紹介するこのローカル番組はイキも長くもう10年近くなるのだろうか、時折見ては情報を仕入れている。
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すっかり遅くなってしまった夕食とはいえ鍋に火を点けて温め直せばよい煮物だし、お気に入りのパンも購入済みというコトで帰宅後10分以内で開始である。
手羽先の唐揚や焼き物なら先ずはビールとゆーのがフツーのパターンだろうが、和食とも洋食ともカテゴライズしにくいこの料理にはふさわしいお酒も選択に迷ってしまう。
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シャトー・モン・サン・ペイ
ACボルドー2005 赤・FB
ソフトな赤紫色からベリーが香るが干したプルーン香もそっと脇に漂う。
パチンとアタックの効いたタンニンを持ってはいるが、余韻の中にそっと残ってゆくような感じもあり飲みやすさは申し分ない。
ちょっと甘めの鶏料理に組み合わせると丁度良いフルーティーさがある。


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いきなり赤ワインというのも悪くはない。ねっちり絡みつく脂とコラーゲンを優しくたしなめるように包んでくれるのはワインしかないだろう。ビールは往復ビンタで挑発テキだし日本酒だとコーラのクセを助長しそーな雰囲気もある。
柑橘を絞りいれた焼酎もイイかもしれないが、やはり赤ワインがベストだ。