“旬”真っ只中…たっぷりドップリ『かき料理』

そろそろ食べたいなぁ、あんな料理こんな料理でさ… と思っていたら神戸のがイヤガラセのように牡蠣料理の写真を送ってよこした。


まるでヒトのココロを見透かしたようにピンポイント攻撃してくる憎いヤツである。ムカつくのでボクは早速スーパーに走り、広島産生かきパックを購入してきた。
ソレこそ9月あたりから何度もソソられては眺めるだけになっていた牡蠣である、この時期なら各産地のものがヨリドリミドリだしお値段もソコソコだ。旬の食材は先取りするほうがインパクトがあってよいものだが、本当に美味しくて価格も安定してくるのはやはり真っ只中なのであり、いつテを打つべきなのかが迷いに迷うトコロなのである。
運の良いコトにこの日は中粒が7〜8個入った1Pが¥198と特売になっていて、こんなタイミングで買い物に行かしてくれたに感謝したりもしてしまうのであった。
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さて生がきを食すのは殻付を入手した時のお楽しみに取っておいて、この日はクリーム仕立てのパスタにするコトにした。


いつもはベーコンやキノコなども加えて更にパワーアップさせるのだが今シーズン初ガキである、なんとな〜くストレートな味わいを楽しみたいなぁと思ってヨケーなものは入れなかった。わずかに彩りにルコラを少々とトッピングにセルフィユのみ…コレもイイものである。
パックを開けたときに2つばかりつまみ喰いしてしまったムキ牡蠣だが、味も香りも深くなってきていてジツにクリームとマッチしていた。う〜む、コレならグラタンにしてもよさそーだしカレーに入れても負けない強さがあるなぁ。
まだまだヤルべき料理はたくさんあるのだ。
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やれやれ美味かったぜ〜♪とに仕返し写メールでもしようかと考えていると、今度は千葉のからメールだ。
なになに…
「広島の実家から牡蠣を送ってもらった」だと?!
いや〜ん、慌ててスーパーに買いに行かなくてもヨカッタのね… 飛び上るほど嬉しいコトには違いないのだが、なんとなく一抹の“損した感”がクスブってしまうのであった。まぁいっか、¥198だったしさ。
翌日到着したクール宅急便にはムキ牡蠣と殻付がセットで詰め合わせになっていて「いひ〜♪」なのである。


コレだけの牡蠣があれば、もうが立ち上がれないほど打ちのめすコトが出来るだろう。
へへ、先ずはオキマリの『生がき』からだ。
専用の“殻むきナイフ”を使ってやるとチョイチョイで殻を外すコトが出来る。最初はちょっと手間取るが、慣れてくるとナイフを差し込むポイントや貝柱の位置が判ってくるのでススッと作業を終えるコトが出来るようになる。
もっともカキの出荷工場のオバちゃん達のようにメにも止まらぬ早ワザで次々と…というワケにはゆかないが、トーシローはこの程度のおシゴトが出来れば上等だろう。
生ガキも様々な食べ方があって、やれカクテルソースだポン酢だのとウルサいもののせっかくの殻付活カキである、ココは柚子果汁だけで勝負しようではないか。
ぷぅ〜んと薫る磯の香りには牡蠣独特の香気も加わって、ナゼか食欲がモリモリと湧き上がるのを感じる。ヒンヤリと滑らかなソレを舌に乗せてやり上下のアゴで潰すように食す。
まったりと拡散してゆく瀬戸内の滋味… あぁ、至福の時間なのである。
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翌日は実家に行って母君とこの牡蠣を食した。
そう、昼間っからワインなど嗜むコトは出来ないのでランチっぽく『カキフライ』にしたのだ。
いちおータルタルソースやフツーのウスターソースも用意はしたが、カキそのものが持っている塩分もあるし旨味や香りが強いのでそうしたモノは結局必要がなかったのである。
揚げたてのアツアツに庭の柚子をジュッと搾りかけ、クチに運んではカリリと食せば
「あぁ、今年もそんな時期になったのね…」
とシアワセなキモチで胸がいっぱいになる。
一年中提供している処もあれば、この季節になると“カキフライ始めました”などと張り紙をするレストランもあり「食べたい食べたい!」と欲情ムラムラとなるワケだが、中には既製品冷凍モノなどを使用しているお店もあるので注意が必要だ。
やはりナマをジブンでパン粉付けして食すカキフライが一番なのである。
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昨年、神戸ののブログで見かけた『カキのオリーブオイル煮』に今年は初挑戦してみた。
たっぷりのオリーブオイルに刻んだニンニク・鷹の爪・ロリエの葉を投入し、よく水気を切った牡蠣をソレでそっと煮てやるワケだ。肝要なのは温度を上げ過ぎないように細心の調整をしなければならないコトだろう。
90℃でも高すぎるくらいで、70〜80℃の間でゆっくりと加熱してやるとカキも硬くなったり縮んだりせずにふっくらジュウシィに仕上がる。
コレは白ワインの肴に素晴らしい♪ エスカルゴとはまたちょっと違ってプリミティブな味わいだが、ペペロンチーノと同様に食べ飽きしない旨味が無限に食べ続けたい気にさせてくれる。
この日は熱々のうちに食してしまったが、オイル漬けになっているので数日間なら冷蔵庫保管も可能で冷やしたものをツルリといただく快感と追いかけてくる濃厚な旨味が想像に難くなく「今度は冷やして食してみよう♪」と再び作るコトを心に刻んだのね。
もちろん残ったオイルは大切に保管してある。パスタやその他の料理に素晴らしい調味料となってくれるに違いない。
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そしてお約束の『カキごはん』だ。
醤油と牡蠣だけで作る“かきめし”も捨てがたいが、根菜などを一緒に炊き込む形式は彩りも良くハッタリも効いていてトーシローウケする一品だ。


このまま食してもサイコーに美味いが、もみ海苔をパラパラしたり青味に三つ葉など添えるとより料理屋っぽくなってヨロコビも頂点に達する。
アトはタクアンや汁モノがあればカンペキな組み合わせ、オカワリ必至はミエミエなので多めに作っておくことをお勧めする。
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さぁコレで一通り食べたかな、満足満足…とハラをさすったりして第二日目を終了したのである。
残りは殻付が5ケで「三日目はまた生ガキで楽しんじゃうもんね」とヘラヘラしていたが、大切なコトをひとつ忘れていた。
そう『焼ガキ』ってテがあったではないか…
しまった、妹の家に7ケお裾分けしたが2コ減らしてその分コレで喰うべきであった…と地団駄踏んで悔しがってもアトの祭りなのである。まさか「2個だけ返して」とは今更言えないし。


まぁいいだろう、焼ガキは三個だけにして二個をナマで食せばさ。
コンロに網を乗せ殻のフタを外した牡蠣を乗せると、ほどなくしてイイ匂いが漂ってきた。
キュ〜と音を立てたりはしないが牡蠣の身がそろりと縮んで白濁したエキスが流れ出始めた。プツプツと貝殻のフチに小さなアワが出始めたらお醤油を差すタイミングだ。
コレも焼き過ぎは禁物で表面がいいイロになりナカは冷たくない程度まで焼ければオッケーなのである。ヤケドに注意しながらそっと殻ごと口元まで運び、先端から押し出し流し込むようにクチに入れてやる。
きゃ〜っ♪
濃縮されたカキの旨味にお醤油のコゲた香り… 「オマエは死ぬ前に“生ガキ”と“焼ガキ”のどちらかひとつを選べ、と言われたらドッチを選択するのか」と問われたならば
「ドッチも下さい」
と答えるだろう。ソレは叶わないとなればムリヤリ生き返って喰うしかない。
あ〜、死んだフリってテもあるか…




☆ かき三昧…うふ♪ 思う存分堪能しました。 クリックでまた応援して下さいね…





母君はスキなんですよね、こーゆーコトするのが…



Afternoon, December 13. 2009. @MyHouse











かぶちゃん
こんにちわ〜っ! おっ、銀世界だねぇ〜\(o^∀^o)/
しかし寒そうだにゃ〜、かぶちゃんのマンションからの眺めだよね… いいなぁ季節の移ろいを感じられてさ。
ってボクのシゴト場マンションからも北側に富士山と南側に駿河湾伊豆半島が見えるんだよ。いっつも富士山の写真ばっかりだけどね(笑) 海側は人家や建物が多くてあんまり絵にならないと云うか… 
そうかっ!カキを使った中華料理ってーのもアリなんだよな。う〜ん「あんかけ焼そば」はいいカンジじゃないの♪
そしてハズせないのは「かき酢」だよね、がんたポン酢が最高っo(^-^)o


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双子座流星群を狙ってみたんですけどね
コレじゃぁムリだよな…

3:56AM, December 15. 2009. @Fujinomiya-City





梅成弟子丸さん
こんにちわっ! 執行猶予は付きますかね(笑)
いや〜精力つきすぎちまってねぇ、どうにもハケ口の問題に困ってるんですよ… って、ん〜なワケねーだろっ!
やっとこれでマトモな人間生活に戻れたんだぜ(≧∇≦)b 失格なんて言わないでね、お願いだからさ〜
ジツは本日の昼食にもカキ入りの…うふ♪ナイショよ〜ん



う〜様
こんにちわっ! アト出し厳禁!先に言ってよぉ、白ワイン蒸しなんてさ〜(;´Д`)ノ
もう次から次にやってない料理が出てきちゃってさ困るじゃありませんか、もう全部食べちゃったし(笑)
せっかくお月さんの行方も都合が良かったのにね、まぁ今年はホントにダメでした。 無精しないで朝霧高原の高いトコロにでも行けばちっとは違ったのかも知れませんが。
そのうちいーコトもあるでしょ、きっと(~.~;)



チャッピ〜さん
へいへい、牡蠣の殻ムキ屋にございます〜 って、バカヤローっ! 誰がヤルかっ
おはよーございます! 催促なんかしたっけ? 気のせいだよ〜(笑)
スバラシい牡蠣を堪能させていただき感涙にむせぶボクであります、ホントにごちそうサマでしたー♪
シーズン終了前にもう一回お願いしますね(爆)



がんたさん
おはよーございます! 何度も御苦労サマでございました(≧∇≦)b
いちおー“スパムコメント”として報告しておきましたので、もうアナタはコメントを入れられないかも知れませんよ(爆)
全部ナマで食べちゃったの? そりゃ〜ちょっとズボラが過ぎませんか?\(≧▽≦)丿 って、ムキ牡蠣でこんなに新鮮で美味しいモノってあまりありませんよね♪
生の貝…オトナの食べ物ですから\(●*′∀`*●)/


ところでがんたさん、このおでんに入っている結わえた青味はなんですか?



ラントマンさん
おはよーございます! 牡蠣焼き街道…う〜む、カキ好きの聖地じゃありませんか(笑)
安くてたっぷり食べられてとてもいい所らしいですね、きっと近づいただけでイイ匂いが漂ってくるのでしょう。
炭火焼の料理は確かに美味しくてサイコーなんですが、ジブンの家でやるとセットアップや後片付けがメンドーでねぇノ(´д`*)
出かけて行ってはお店でいただくのがイチバンでしょう♪




元ルーさん
おはよーございます! 
北海道はすっかり冬ホンバンのようですね(*^_^*) 
毎日みなさんから頂くメールやお写真で寒さが伝わってくるようで、とっても迷惑しています(爆) いやいや、いつもお写真をありがとうございます。
ホントに北風が冷たくて、歩いているときにナミダが出て仕方ない…という状況はとても懐かしいですね! 
毎日そんなんで慣れっこだったのに、きっと今だとかなり辛く感じると思います。


味噌が美味しくて醤油はイマイチなラーメン屋…
う〜ん、びみょーですねぇ(笑)たまたまってコトもあるので、もう一度チャレンジしてみてください。
次も不味かったらホンモノでしょ〜\(≧▽≦)丿 ってワザワザそんなことまでしなくたってさ〜(笑)
もうあとはアッと云う間に今年は終わってしまいますね・・・



みいさん
おはよーございます! 決してワザと…ってワケではないのですが(笑)
キライなヒトにとっては嫌がらせ以外のナノモノでもありませんよね、でも食べなくても貝を提供さえして頂ければ結構ですから\(≧▽≦)丿
静岡の東部では広島産と宮城産がほぼ同じくらいの比率で販売されていますよ。やっぱり中間地点なんですね。まだ浜名湖産のカキを食したコトがないので楽しみにしているのですが…
しかし旦那殿もタイヘンですな、貝料理。夕食時から夜遅くまでさ(爆)