ナマエがいいよな…『晩酌盛』

なんてコトはない練り製品の盛り合わせなのであるがネーミングの妙にヤラれて購入してしまった。『晩酌盛』か…
ダンナは（ヨ〜シ！コレで一杯飲れるじゃん。ビールにしよーかな〜、冷酒もいいにゃ〜♪）とウキウキしてしまうだろうし、主婦は（いや〜ん！皿に盛り替えるだけでリッパな肴になっちゃうのね、楽チンだいすき〜♪）となってお買い上げ必至の名作だ。
うっかりして元のトレーを捨ててしまったが、ソレがまたけっこーハデハデゴーカなプリント柄のプラスティック製トレーで、スボラをキメたい向きはそのまま食卓に乗せてもさして違和感のないデキのよさだった。

ゴボウ天・イカ天・小海老つつみ・カニ風味といった目立ちたがりフロント組を、シブいレンコンさつま揚やジャコ天などのベテラン勢が上手く調和して食べ飽きのこないひと皿だ。
冷蔵庫でちょっとヒンヤリさせておいてクチに運ぶとスリ身魚の旨味がゆっくりと拡がりシアワセな気持ちになる。蒸して仕上げる白いカマボコと油で揚げて香ばしくさせた天ぷらを交互に食すと夫々の美味しさがよく解っていいものだ。

最初は冷酒をチビリチビリ飲っていたが、日本酒は翌日のストレスが大きくなりやすいのでビールに切り替えた。本当は大好きな酒なのであるが過去の経験からして体調不良のトリガーになる確率が高い気がしてならない。
多分日本酒そのものには罪はないのであって、好きなだけについ量をオーバーしやすいということと、ソレに合う肴がまたジツに酒好きのココロをくすぐるヤツが多くて…というのが実際のところだろう。
ところでお試しで購入してきたこの廉価な発泡酒、そうヒドく悪いモノではなかった。販売元は流通大手Ａ、製造は韓国のメーカーだがベルギーの有名ビール会社の指導でちょっとリアルな風味さえ感じて、いよいよこうした商品も熟成期に入ってきているのかな…と思うのね。目先の売れセンばかり追わずにしっかりドッシリとベーシックな商品を追求してもらいたい、と常日頃は願っているのでこうした製品が拡大しているのは歓迎すべきなのである。