■ ちりめん山椒
ニッポンの食卓に欠かせない香り
庭に植えてある山椒はこれが三代目です。先代と先々代は数年間元気にしていたのにナゼか突然枯れてしまい、もしかしたらモグラの悪戯かなあ…などとは思ったのですけれど、いちおー念のために場所を変えてみた三代目は既に四年近く経過しておりまして、いまのところ枝葉を拡張してとても健康に見えます。

そんな山椒の木に僅かではありますけれど実が生りました。粒も揃っていて結構なことなのですけれど、如何せん数が少な過ぎて収穫・加工は無理でしょう。
そこで農民市場さんに出かけて農家さんが栽培した実山椒をひとパック購入してきました。枝も含めてではありますが100gほど入っていて¥300と激安です。ご丁寧に下準備や加工手順などが記載された説明書きも添付されていて、生産者さんの愛情が伝わってくるようです。

もうちょっと楽勝に準備が出来ると踏んでおりましたが、洗浄から軸外しなど意外にテマヒマがかかり、夕食の支度がすっかり遅くなってしまいました。ナメてましたねえ…そりゃ市販の山椒加工品が高価なのも頷けるハナシです。
デパ地下などで高級な『ちりめん山椒』を買い求めると、片手で掴める程度の量であってもワンコインでは買えませんし、スーパーの廉価版では香りやお味に不満が残るものしかない…つまりソレを自家製することによってしかお味とコストの両面に満足のゆくものは得られないわけですな。

いろいろな作り方があるようですが、最もシンプルな方法でチャレンジしました。控えめな甘さの甘辛醤油汁でそっと炒りつけるように煮込み、煮汁をわずかに残したところに上乾ちりめんを投入してはよく混合します。そしてそのままひと晩寝かせてお味を馴染ませてやれば出来上がりです。まあタイヘンなのは実山椒を軸からひとつひとつ丁寧に外してゆかなければならないことくらいで、あとはそう難しい局面はありません。

いや~やっぱり美味しいですねえ、市販品には絶対に存在しないビリっとした辛みと素晴らしい山椒の薫り…ニッポンの食卓に欠かせないあの山椒の香りが翌朝までキッチンに残っていたことも驚きでしたけれど、この風味の深さと刺激にはカンペキにノックアウトされましたよ。
炊きたてゴハンに乗せて食すもよし、そのまま日本酒の肴にするのもまた佳し、あとはねぇ...お豆腐とかパスタやピッツァなどにも…夢は限りなく展開してゆくのであります。
■ 皐月の庭風景 ヘリオスパープルの蔓薔薇が見頃
ヘリオスパープルの蔓薔薇が最盛期となりました
ひとつひとつは確かにバラなのですけれど
固まって咲いているものなどカーネーションの花束みたいにも見えますし
お花好きの方にこのままプレゼントして差し上げたいくらいです

ひとつだけ困ったことは
樹勢が好過ぎて両隣の樹木の領域を侵害し始めていることですね
花が終ったらバッサリと剪定作業が必要になることは必至でしょう
ついでだからシューンブルン宮殿の蔓薔薇みたいに成形しちゃおうかな~なんて

全体を見渡せばヘリオスパープルとピンクと白の大きな斑模様ですが
個別に観察すると様々な形状と色相や彩度のものがあり
お気に入りを見つけるのがとても楽しい作業です
そしてココロは既に来年の見頃に飛んでいます
