クロスオーバーさせたソースが絶品の『イカやきそば』

クロスオーバーってコトバはボクが高校生から大学生のころにはひとつの音楽ジャンルを指すもので、めっちゃカッコよくて憧れの音楽だった。初期はそうした呼ばれ方をしていたものだったけど、ある時から「ダサい代名詞」みたいになってしまいフュージョンとその後に改名することになる。
では現在はどうなのかと言うとクロスオーバーはクルマのジャンル分けに用いられているのであって、我が国ではシティーオフローダーなんて和製英語みたいなカテゴリ分けをされていたものだけどアウトバックという呼び名が欧米での主流のようだ。
けれども上記の二つの例は何れも特殊な用い方なのであって本来は陸橋や立体交差路などの構造物を指すほかに、芸術をはじめとする様々な分野で“交差したり超え重なり合う、あるいは融合した状態”を表現するときに使うのである。まあ単純にミックスって言ってしまえばいい場合ばかりではないのでそうしたメンドな表現も存在するのだよ。
今回『イカやきそば』に用いたソースね、こいつの基本は醤油とウスターソースのミックスなんだけど、ちょっとシカケなんぞを仕込んであるので“クロスオーバーさせたソース”なんて謳ってカッコつけてるだけなんですよ。ヒトによっては化学反応なんて難し気なコトバを用いる場合もあるでしょうけどね、そこまで大袈裟にはしたくありませんな。


KONICA  Zoom-HEXANON AR 3.5/35-70  @ SONY α7

さてクロスオーバーが醤油とウスターソースってのはまあどうってことのないよくあるパターンのやつですが、シカケはほんの少量の酒と砂糖ね、スキヤキの割り下でもいいでしょ。ただそれがとってもいいシゴトをしてくれるのですな。
具材はイカゲソ&エンペラの味わい重視コンビに根深ネギの笹切りだけ。定番のキャベツはシャープな味のボケを防ぐために今回は遠慮していただいた。そして仕上げに七味唐辛子をパラパラ、たったこれだけのレシピなんですけど、も〜美味いったらありゃしないのよっ!
なんか昼めしに喰ってしまうには惜しい焼そばですな、出来ればビールをお供に…。





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すっかり花も散って新芽が出始めた庭の梅
よく見ると梅の実ベイビイちゃんがしっかりと…
春らしくない冷たい雨だけど
プラチナシルバーの産毛に守られてるんだな




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