蒸し鶏の盛岡ピビン麺


“本日限りの超目玉”と黄色の台紙に赤文字で印刷されたポップには¥28/100gと云う破格のプライスが表記されていた。少し前にスーパーで購入してきたその鶏胸肉は「そのうちバンバンジーでもやっちゃおー♪」と冷凍保存しておいたものである。
脂肪分の少ないムネ肉はヘタに調理するとパサついて美味しくなく感じてしまうものだが、香草などと一緒にスープに漬込んでおいてから蒸してやると柔らかくジューシィな蒸し鶏となって冷菜にも向く一品となる。
焼モノや揚げモノと違って蒸し調理はセットしてしまえば放って置けるので、その間にホカの支度を済ませてしまったり洗いモノまで終えてしまうコトもあり、ズボラなボクには全く以って都合のよいものなのである。


フツーのバンバンジーにしようとゴマダレまで準備してあったものの、宅配注文してあった“盛岡ピビン麺”が届いてしまったので行き先変更をした。甘く香ばしいゴマダレも捨て難いがコチュジャンの効いた辛いタレも蒸し鶏にピッタリの調味料で、ピビン麺の登場が思わぬ展開を提供してくれた格好だ。
しかし急な予定変更には対応できない食材もあって、この日はキムチが当家の冷蔵庫にはなかったのよ。ソコでボクは少々残っていた“むうちん漬”を刻んではその上にコチュジャンタレをかけてしまうという奇策に出てみたのだ。
   ◆◇◆◇◆
ん〜♪コレはナイスだぜ! ピビンのお約束の通り麺とその他の具材をドンブリの中で混ぜて食せば、キャベツのバリバリとした歯ごたえやキュウリの爽やかな香りにネギの刺激が混然一体となって押し寄せてくるのね。さぞかし蒸し鶏もヨロコんでいるだろう、盛岡冷麺のツルツルとしたノド越しや噛み応えにもマッチしてチャーシュウとは一味違ったものになっている。
ウーム、冷麺の季節に突入したなぁ… 今年はあと何回コイツを愉しむのだろうか。


アオキ株式会社
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今朝の富士山

2009.07.16. 04:54 @Mannohara, Fujinomiya-City