■ 帯広名物『豚丼』
" ぶたどん " か、はてまた " とんどん " か…
戦後間もないころから北海道十勝平野の中心部にある帯広市では『豚丼』が好まれ庶民のお味だったようです…その「ようです…」と云うのも近隣の釧路市に長いこと居住していながらそのことは全く知らず、静岡に戻ってきてしばらく経ったころになってその事実を知った次第です。まあ現在のように各地のグルメ情報がSNSなどによってあっという間に拡散する時代ではなかったのでシカタありませんな。

さてタイトルの『豚丼』ですが、これは " ぶたどん " か、はてまた " とんどん " か…というモンダイがあります。結論から申し上げますとドッチでも構わないようですね。日本語の文法と慣例では上下訓読みにする " ぶたどん " が正統派になりますが、ゴロと云いましょうかリズム感では " とんどん " に軍配が挙がります。単に調子がいいだけのお気楽エロおやぢ的には後者に親近感を覚え常日頃使用しています。
都合の宜しいことに近所の山梨県系スーパー某OGでは味付けニクの製品ラインナップが豊富でして、なんとこの帯広名物の『豚丼』の具まであるわけですよ、ズボラ組の下級構成員としては使わないテはありません。

丼にゴハンをよそったらフライパンでジャジャっと焼いた『豚丼』の具をダダっと乗せ、あとはテキトーに紅生姜やらお好みの薬味そして漬物などを添えてやれば完成ですね、もうめっちゃカンタンお手軽ホイホイであります。なんなら白飯は炊かなくたってパックご飯を電子レンジでピーして…あぁ当家の電子レンジは最新型なのでチンなんて音はしませんよ、電子音がピーと鳴ります…どうだいスゴいだろ~ってねえ、そんなの当たり前のことじゃん。いやいや、どうもあの " レンチン " ってコトバに違和感を覚えてシカタがないもんでね、

しかしこの甘辛い豚肉焼はゴハンが進みますね、もうわしわしがつがつあっと言う間に平らげてしまいますよ。ビールなんぞ途中で飲ってるヒマはないと云いますか、もうすっかりそれを忘れてしまうくらい夢中で頬張ります。
まあせっかく帯広の名物料理にしたのですからビールもご当地ものか、せめて北海道産にすればよかったものを、よりによって沖縄のビールとは…エロおやぢもちょいと酔狂が過ぎましたな。
う~ん仕方ないじゃん、これいつものスーパーで一本だけ赤札処分であったんだからさ。気のせいかも知れないけれど、トロピカルな風味がするようなビールでしたよ。
■ 水無月の庭風景 緑の中の草花たち
ほぼひと月近くに亘って楽しませてくれた蔓薔薇も
いよいよお終いのときが来ました
遅れて花を開いた一輪が寂しく枝先で咲いています
あとは枯れ落ちた花弁のお掃除でしょ

楓の翼果はすっかりレギュラーサイズにまで成長しました
あとは晩秋まで木陰でごゆっくりと
そういえば昨年の翼果はいつの間にか消えていますね
風任せの旅は何処に…

オランダカイウの葉のすき間かから伸びてきた蔓性の植物
唐草紋様みたいに美しい曲線を描いてはいますが
きっと何処かに絡みつこうと必死なんですね
ええ明日にでも退去命令処分ってことで

庭の下草の間から毎年出てくるヤブランです
この楚々とした出で立ちが好きなんですよ
矢鱈に繁茂してしまうこともなく
そこそこに慎ましく生きている様子がまたいい
