■ ボルシチ風ビーフシチュー
かなり前に購入ストックしてあったビン詰めがありました。ロシアの有名料理『ボルシチ』のベースにするものでありまして、何度かこの駄文日記にもしたためてはおりますが、そのビン詰めがまだあったんですねえ…いくら保存食だからと言ってもやはり早めに食したほうがいいに決まってます、早速夕食の献立として登場願うことにいたしました。
ジャガイモとニンジンのほかには輸入牛肉のスライスとやはり輸入モノのレッドキドニービーンズだけ...極めてシンプルではありますけれど、ビン詰めにはスープだけでなくビーツなどの具材も色々と入っているのでニギヤカなひと皿になるでしょ…ってことですな。
スチームした根菜とバターソテーした牛肉そしてパックの水煮豆を加えてクツクツっとひと煮立ちさせれば出来上がり、ビン詰めベースを利用すればちょ~ラクチンなお料理がホントにあっという間に出来上がってしまうのですねえ。
『ボルシチ』ではなくボルシチ風と謳っているのは仕上げのサワークリームソースが欠落しているからであります。そう、ソレがなくては正式なものを名乗ってはならないと思うからです。
それでもけっこー美味しく出来上がりました。サワークリームのない分はニクをソテーするときのバターとスープに加えた牛乳で補っておりますから、まあお味の方は本家殿にかな~り近づいているんじゃないかな…てなところですな。美味いですよ。
教会のドームにあるステンドグラスをモチーフにしたようなデザインのワインがまた異国情緒ってやつを盛り上げてくれますね。安ワインですがけっこーイケるものでした。
真っ赤なビーツのスープに真っ赤な豆…とってもヘルシーな感じがしますね、多分栄養価も優れていると思いますよ。寒い冬の夜にはニッポンの鍋料理もいいけれど、極寒の地・ロシアの知恵が生きている " ごちそうスープ " もまたオツなものかと思います。
それよりロシアさん、不法占拠している北方領土を早く返せよ。