■ 煮魚にハマる
このところ " 煮魚率 " が上昇しております。いわゆるハマったってやつですな。魚料理としてはお刺身やお寿司そして焼き魚もいいんだけど、なんだか食した後のストレスが少ないような気もするし、ちょっと甘辛に調味したこいつがたまらなく酒に…ってまたそのハナシかい。
体調も優れないんだからいーかげんにせいっ！と天の声が聞こえてくるのですけれど、まあそこはシカトってことで煩悩欲望快楽刹那諦観本性虚飾見栄反省強弁唯我運命哀愁扇動享楽転生清貧齟齬忖度譴責追懐といった感情がカオス状態で南無妙法蓮華経なエロおやぢであります。
先日も近海産のピカピカ真鯵が魚屋さんの店頭に並んでいて、おぉ～コレは煮魚しかないじゃん！と即カゴ＆冷酒の準備…と全くハンセーもなく我が想いのままに走るわけですな。
秋冬ならばゴボウなどをその付け合わせに据えるのでしょうけれど、この時期ならば夏ヤサイ。見た目にハリのあるナスがあったので軽く油で揚げ焼にして添えます。ちょうど皿の上で " 揚げびたし " 状態、甘辛煮汁を吸ってトロトロになるのがサイコーにファンキーですね。
あ～ふわふわな身肉が舌の上で溶け拡がる美食にシビレるぜ、徳利から盃に酒を注ぐのがメンドなくらい相棒の補助を欲するのよ。もーお気楽なコップ酒に切り替えちゃおーかな…なんて一瞬ザワつくのですけれど、待てよココは由緒正しく礼節を以って真鯵の煮つけに対峙しなければ、とミョ～に律儀な食卓に連れ戻すところが凡人なのですね。
もっと破天荒な生き方をしたっていいんじゃないの？なんてお誘いもありますが、丁寧にお断りを入れるところが小さくまとまって大成しないオトコの証しであります。
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