しぎ焼

しぎ焼

ナマエだけが残ったお料理

元々は " くり抜いた茄子 " に鴫(しぎ)の肉を詰め、カタチから鴫に見立てては焼いたり煮たりした料理らしいのですが、今では本当にそんなことをしてしまうと鳥獣保護管理法に触れて手にお縄頂戴か、動物保護団体からクレームがついてSNS大炎上みたいなことになってしまうわけでして、誰もそのようなマネはしないのであります。

しぎ焼食材

従って現在はその『しぎ焼』のナマエだけが残っていて、茄子を味噌田楽のように焼いたりまたは味噌煮込みのようなスタイルにしたもの、あるいはもう少し鴫に近づけて鶏肉を一緒に調理したものなどがその名を語っているわけです。
今回は美味しい秋茄子を使って…と自慢したいところですが、先日購入してあった冷凍揚げ茄子の在庫があったので使ってしまいたかったわけですし、ついでにちょっと残っていたシシピーも彩りにちょうどいんでないかい…ってことで即採用です。

しぎ焼   Carl Zeiss YC. Planar 50mm F1.4 T* MMJ  SONY α7

鶏肉はコロコロにカットしてすき焼きの割り下と岡崎八丁味噌をブレンドしたものを塗し、もみもみうっふぅ~ん♪しておきます。概ね30分程度の味付け馴染ませ時間でよいでしょう。
あとはフライパンに薄くごま油を敷き温め、チャチャっと炒めれば出来上がりですね。調理中は味噌と醤油の焦げる香りが立ち昇り、どうしてもガマン出来なくなって例のドリンクをぐびりと飲ってしまいます。よくキッチンドリンカーなどと揶揄されますが、出来たてのお料理をつまんだりお味見をしながら呑めるわけですから、こんなに合理的な飲食形態はない訳ですよ…って脱線です、元へ。

一ノ蔵 秋上がり 純米酒

あぁ美味いですねえ…お料理のカタチもお味も昔とはすっかり変遷してしまいましたけれど、鶏肉と茄子を味噌味でってところがちょいと懐かしいような風味でグッときます。日本酒の肴には申し分ありませんよ、もうちょっと刺激的なお味を好まれるならば、一味唐辛子を振ってやるとか山椒粉でアクセントをつける、あるいは針生姜などを散らしても品の佳さは失われることはありません。
それにしても日本酒がよく合うなあ…そういえばこんな新酒も既に登場してますよね。
 
 

 
 
 
 

神無月の庭風景  木漏れ陽の彼岸花


天気の良い日は柿の枝からこぼれ落ちる陽が彼岸花を斑に彩ります
すっかり満開となって風にゆらゆら
まだまだ暑い日はあるでしょうけれど
それでも秋の風は心地よい

神無月の庭風景 木漏れ陽の彼岸花 其の壱   Nikon NIKKOR-S Auto 35mm F2.8   SONY α7



日没前になってスルドく射し込む陽光
彼岸花の赤をより一層深く見せてくれます
強いコントラストに目を奪われながらも
次に咲く花のことを想う不誠実

神無月の庭風景 木漏れ陽の彼岸花 其の弐   Nikon NIKKOR-S Auto 35mm F2.8   SONY α7