喰ったぜ!あのカレー

(97)大阪・船場カリー『イカ墨牛すじカリー』

1997年大阪船場にオープンしたカレー店で、そう歴史は長いワケではない。 お店では「黒カリー」の名で提供されているこの“イカ墨と牛すじのカリー”はたっぷりの晒し刻みネギと温泉タマゴとのハーモニーを楽しむカレーで、パッケージの写真に似せてボクも作っ…

(96)『神戸ワインカレー』

市民のレクリエーションのための農漁業施設を作ろう…というスバラシイ目的で設立された神戸市立農業公園。現在委託されているのは 「神戸みのりの公社」 というちょっとアヤシゲな名前で、なんとなく三川口の場末を思い出してしまうようなフンイキもあるが“…

(95)札幌らっきょ×ハウス食品「スープカレーの匠」

“らっきょ”という店名はドコから来たのか…と思い経営者の氏名を見ると井出某となっており「アッ!たけし軍団の“井出らっきょ”かよ〜」と一瞬思ったが、全然カンケーなかったのである。 なんでもラクになんちゃら…といちおー経営者テキ理念というか想いがあっ…

(94)静岡県浜松『ほろよいカレー』

特にご当地らしさがあるというワケではないが、酒屋がカレーを作ると云うトコロが面白いではないか。 ネーミングから想像できる通り酒粕を隠し味に使ったこのレトルトカレーは岡崎の八丁味噌や国産赤鶏を使用し、たっぷりの玉葱で甘みと旨みコクを盛り込んだ…

(93)愛媛・宇和島『じゃこ天カレー』

「郷土料理百選」などというマユツバものに選定されなくても四国松山のリッパな伝統料理である“じゃこ天”の歴史は江戸時代に遡る。 宇和島に藩が設置されその初代当主となった伊達秀宗が故郷仙台の練製品を瀬戸内の魚を用いて製造させた…とされるカマボコの…

(92)キッチン飛騨「ビーフカレー」

飛騨牛ステーキの老舗専門店『キッチン飛騨』がプロデュースするレトルトカレーだが、サスガに“飛騨牛”はカレーの食材に使用せず国産黒毛和牛使用と謳ってある。 ブランド牛として知れ渡っていた飛騨牛は「丸明」による偽装…ボクは詐欺と呼ぶべきだと思って…

(91)グリコ「LEE X30 2008」

ボンカレーの全国販売に遅れること20数年、グリコがLEEの名でレトルトカレーを販売し始めたのは1986年のことだ。ライバルメーカーであるハウスやエスビーが次々とレトルトカレーの新製品を市場にに投入する間、グリコはどんな気持ちでソレを見守っていたのだ…

(90)MTR「ビンディマサラ」

ナマステ〜 オクラはアフリカ北東部が原産の植物であるが、トロロアオイ属という分類名からしてもそのネバリが世界中の人々から好まれ様々な料理に利用されているのが理解できるだろう。 我が国でも茹でて小口切りにしては鰹節をかけて食べたり、天ぷら・酢…

(89)三田屋総本家『黒鶏のチキンカレー』

レトルトカレーを食す楽しみはカレーそのものを味わうと云うよりは、地方色の強い食材や郷土の伝統料理のエッセンスを拾い上げるコトができる点にあるかもしれない。またその製品が生まれたバックボーンや歴史に始まり様々な知識を得るヨロコビもある。 神戸…

(88)やまがた「いも煮カレー」

よ〜く考えればあってアタリマエみたいなカレーなのだが“山形のイモ煮”と銘打たれただけでナニか特別なモノのように思えてくるのもフシギな話なのである。 こんなに都合よく全国各地の「ご当地カレー」をボク一人でゲット出来るハズもなく、友人のおチカラ添…

(87)カレーショップ山小屋「納豆カレー」

納豆にマヨネーズをかけて食べるという俳優の三浦友和もキモいヤローだぜと思ったが、実際食べてみると意外に美味しくて「ごめんねミウラ君…」なのだ。 ソレと同じくらい“え〜っ?!カレーに納豆なんて…”というキモさを感じていたボクはこの頂きモノのレトル…

(86)「京都ぽーくカレー」

「京都ぽーく」とは3種の優良系統豚(ランドレース種・大ヨークシャー種・デュロック種)を組み合わせ、京都府畜産研究所が苦心して作り上げた京都府独自の銘柄豚の名称なのだ。 先日の「東京X豚」と経緯は似ているものの原種や飼料の違いによって食味に差…

(85)『東京X豚・ポークカレー』

東京の銘柄豚から世界の都市型養豚のモデルを目指すという壮大な構想のもとに東京都畜産試験場が平成二年から七年の歳月をかけて開発した豚が“Tokyo-X豚”なのである。 「美味しい肉質の豚を掛け合わせた」という意味のエックスをその名に冠し東京だけで限定…

(84)『昔なつかし給食カレー』

北海道釧路市の小学校で昭和40年代の半ばまで給食を頂いていた。当時はセンターキッチン方式の給食センターと云ったものはなく、各小学校の給食室で調理が行われ当番が教室に運ぶと云う方式が採られていたはずだ。 現在と違い米飯の提供がなかったので毎日の…

(83)MCC神戸テイスト『野菜のスープカレー』

レトルトのスープカレーを食すのはコレが二度目である。前回は札幌の有名店・マジックスパイスの「チキン曼荼羅」を頂いたのだが、ソレはカレー風味のスープといった感じで一般テキなカレーのカテゴリに入れてよいものかどうか迷ったほどだ。 このMCC製品は…

(82)JAふらの「ブラックカレー」

玉ねぎの自然な甘みとそれを炒めた時の香ばしさがしっかり残してある極上ルウは黒く変化し、その名称の由来になっているのだろう。 ダイレクトな辛さよりカレースパイスの香りが際立っているカレーであり、化学調味料不使用というピュアな味が明治銀座カリー…

(81)MTR『チャナマサラ』

ナマステ〜 日本ではあまり一般的ではないがインドの人々は豆のカレーをよく食べるようである。 インダス川やその支流がもたらす肥沃な土地が隣国のパキスタンにとっても重要な穀倉地帯となっているパンジャブ地方では、こうした穀物をたっぷり使ったカレー…

(80)宇奈月麦酒「ビールカレー」

ビールを送ってくれた友人は“レトルトカレー好き”というレッテルを貼られてしまったボクのために同社が製造販売している限定モノも一緒に入れてよこしたのだ。 宇奈月温泉近くの道の駅はビールの製造工場が併設された変わりダネで、レストランも同様に楽しめ…

(79)かごしま『もっと黒豚カレー』

黒豚と云えば鹿児島とスグに反応してしまうほど有名なのではあるが、鹿児島県畜産試験場ではその改良研究への情熱を絶やすコトなく追及している。 明治時代に英国バークシャー種と在来黒豚に改良を重ねて出来上がった黒豚は豚肉の芸術品と呼ばれる「サツマ20…

(78)JA日向『宮崎マンゴーカレー』

まさかFBMでレトルトカレーを手に入れるとは夢にも思わなかったが、お会いするのは三度目のb氏が九州旅行の際にボクのためにと購入し、わざわざお持ちくださったキチョーなカレーなのである。 辛味や酸味の効いたカレーソースにバランスを与える甘味をフ…

(77)MTR『ナヴラタン・コルマ』

“ナヴラタン”とはヒンディー語で「9種類の宝石」を指し9種類の野菜を例えてあるワケで、そのアトの“コルマ”はインドの神話に出てくる神の化身の姿の一つで、海が攪拌されたときにたくさんの宝が出てきた…という神話のヌシなのである。 いかにも庶民にはカン…

(76)横浜いしい亭『シーフードカレー』

「横浜は、文明開化の頃日本に初めて洋食が紹介された街です。その横浜にレストランとして誕生したいしい亭は、添加物を使用しない、その当時の自然な味を再現し、さらに磨きをかけて独自の味を確立しました。 横浜いしい亭は、洋風料理のおいしさに定評があ…

(75)MTR『ダルフライカレー』

「ダル」とは豆のことらしい。ベジタリアンが全人口の80%を占めるインドではタンパク質を植物から摂取する必要があり豆料理が発達してきた。 この「ダルフライ」に使われているツール豆とムング豆は小粒ながらうまみがあることで特に人気があり、インド料…

(74)松村精肉店『秋川牛ビーフカレー』

紅葉の名所・秋川渓谷に隣接する“あきる野市”は米軍横田基地のある福生市から西へ向かった位置にある。数kmも奥に入れば豊かな四季に恵まれたエリアがあり、都心からわずかの時間で到達できる昔ながらの自然があるのは俄かには信じられないのである。 また平…

(73)MTR『ほうれん草とカッテージチーズのカレー』

このレトルト製品も非常にカロリーを低く設定してあり一食で110kcalしかない。脂肪分も総量で9gと本国インドでも有名なカレーレシピなのだ。 基本テキに野菜カレーなので玉ねぎやトマトが中心のソースだが、ソコにほうれん草のグリーンが加わり独特な色彩効…

(72)アントニオ猪木特製カレー『闘魂注入』

レトルトパウチとともに箱に入っている猪木氏のポエムカードだ。 「馬鹿になれ」と噴き出してしまいそーなイントロだが、ご本人はいたって本気でマジメなのだ。 外箱のデザインも食品のワクを飛び越え、知らないヒトがみればプロレスのDVDだと思うに違いない…

(71)MTR『カッテージチーズとバターのカレー』

インド系のカレーは久し振りのような気がする。 トマトやタマネギが主体の野菜カレーだがカッテージ・チーズやバターを加えてコクを出してあり、ハコには中辛の表示がしてあるもののマイルドさにダマされてかひどく辛くは感じなかったのね。 ナッツ類が香辛…

(70)カルディ『カニカレー』

コーヒーをはじめとする輸入食料品で知られるKALDIのオリジナル商品だ。 たまたまではあるが、この前日の夕食にカニめしを炊いた残りがあったので、ちょっとイタズラをしてみたくなった。 カレーを和食風に…というコンセプトにピッタリな材料が揃ってウキウ…

(69)佐賀・みつせ鶏『カレーでチキン』

輸入食料品店の棚の隅にたったひとつ残っていたこのカレーをボクは見逃さなかった。ハデなパッケージでもなく、どちらかというと高価な部類に入る商品だけにリピーター以外はテを出しずらいかもしれない。 “みつせ鶏”とは佐賀の食肉メーカーがフランス原産の…

(68)仙台『牛たんカレー』

仙台で牛タンを焼いて提供するコトが一般テキになったのは戦後も間もない時期である。戦前に東京のレストラン修行で牛タンの味の素晴らしさを知った料理屋の店主が、故郷にもこの美味しさを届けようと始めた牛タン料理。 塩で焼くもよし、味噌味で楽しむのも…