喰ったぜ!あのカレー

(127) 今や廃版『焼きカレー』

しばらく前のコトではあるが食品庫を整理していたときに見つかったハコは“永谷園こんがり焼きカレー”であった。賞味期限はわずかに切れてはいたものの「レトルトなんだし、たいしてカンケーないよ」とその日の夕食にサッサと使ってしまった。永谷園さんには…

(126) 山口県下関『くじらカレー』

“本製品は国際捕鯨取締条約に基づいて、㈶日本鯨類研究所が実施した捕獲調査の副産物を使用しております” こんな説明書きをパッケージのウラに記載しなければならないほど我が国の捕鯨は衰退を余儀なくされている。考えてもみれば黒潮の贈り物だったクジラを…

(125) 神戸『鉄人カレー』

以前にハコだけ紹介したコトのあるカレーである。しかもレトルトではなく缶詰なので「本カテゴリからは逸脱しているのではないか」というご指摘を受けそうだが、まぁソコはなんとなーくというコトでご勘弁頂きたい。 ムカシの給食カレーのようなシンプルさは…

(124)栃木県那須高原「黒毛和牛カレー皇帝」

カレー皇帝(ハーン)とはちょっと大袈裟ではないかと思うような商品名と、奇妙な装飾柄をあしらったパッケージはおせじにもセンスが良いとは言えないものであるが、あの“安愚楽牧場”の製品ならば…と思えば「買ってもいいかな…」と云った購買動機なのである…

(123) 愛知県『純系名古屋コーチン・チキンカレー』

野口君を一人連れて来てもオツリが少々…という高級レトルトカレーなのである。ソレもそのはずで純系名古屋コーチンそのものも高価だが、レトルトパックの内容量のほとんどがその肉ではないかと思えるほどタップリ使用されているからなのだろう。 名古屋コー…

(122) 福岡・藤井養蜂場『みつばちカレー』

その後の歌手生命を危ぶむ声も多かった程の大病を患いながらも、ミゴト復帰して驚かせてくれたかつての御三家の一人が「〇〇〇カンゲキっ♪」と最後のセリフをキメるあの国民食カレーのCM。 そんな甘さだと思い込んでいたボクだったので、このレトルトカレー…

(121) 港区麻布十番・ミナト商会『ビーフカレー』

「ひとりで食べても美味しいカレー」というキャッチコピーがまるで文庫本のハカマのようなパッケージデザインとなっていて、売り場では意外に目立つ存在かもしれない。 コロコロと入った牛肉に野菜の旨みが凝縮されたカレールウはスパイシーでコクのある欧風…

(120)茨城県銘柄豚・ローズポーク『ポークカレー』

茨城県に銘柄豚が存在することも知らなかったし、ましてや“ローズポーク”の名前も初めて聞いた。なんとなく豚肉にローズってのも「豚に小判」みたいなカンジで違和感なきにしもあらずだが、バラが茨城県の県花だと知りちょっとは納得できたのだ。 東京X豚を…

(119)横浜崎陽軒『横濱かりぃ』

ドコカで聞いたシュウマイ入りのレトルトカレー…入手はムリだろうなぁ、とカッテにキメてかかっていたがアッサリ見つけてしまったのだ。 フツーのシュウマイも美味しいが具の旨みが素晴らしい“特製シウマイ”を求めて某デパ地下へ足を向けた。そう、デパ地下…

(118)セブンプレミアム『インド風チキンカレー』

「セブンプレミアムって、いったいナニ?」というギモンが真っ先に浮かんでしまったが、こうしたメジャーなレトルトカレーはもう買わないとキメていたのに、そんなコトは何も知らない家人が「珍しいと思って…」と購入してくれてあったものだ。 イトーヨーカ…

(117) 京野菜販売協同組合『京野菜カレー』

日ごろナニゲなく“京野菜”というコトバをクチにするが「ではいったいどんな野菜が京野菜なの?」というギモンもわいてくるのだよ。 特に公的な機関が定めた規定はないようで、業界団体が自主テキにそのブランド価値を保護する目的と、千余年の歴史を有する京…

(116) ねりコレ『練馬野菜カレー』

練馬と云えばスグに「ダイコンっ!」と答えが返ってくるくらい有名な農業エリアなのだが、いちおー都内というコトでこと農産物に関して云えば周辺県が真っ先に意識に上ってしまう気の毒な現状なのね。 その練馬区の大泉学園周辺・12農家が丹精込めて育てた野…

(115)飛騨高山『とまとのカレー』

岐阜県の飛騨エリアはトマトの栽培が盛んなようである。 その特産品を使ってナニか名物と云うか美味しいものを創造しようとする努力は、こうしてレトルトで“とまとのカレー”というカタチに結実したのだ。 開封すると具としての固形物は見当たらず、じゃが芋…

(114) 越後長岡『五十六カレー』

1943年4月、旧日本海軍は連合艦隊司令長官・山本五十六元帥の指揮の下「い」号作戦でソロモン・ニューギニア方面の連合軍を航空攻撃し大戦果を収めた。長官は作戦終了後直々にブーゲンビルなどの前線基地を慰問視察すべく“シガー”一式陸上攻撃機に搭乗しラバ…

(113)長野県小諸『ビーフが主役のカレー』

“社団法人日本缶詰協会”なるものがあり「レトルト食品品評会」などといった催しがジッコーされているのは全く知らなかった。 2003年に行われた第24回のソレでこの製品は農林水産大臣賞と云う栄誉に輝いたレトルトカレーなのであり「いったいどんなお味なのだ…

(112)大坂・せんば自由軒『インディアンカレー』

大阪ミナミの千日前で西洋料理店として創業したのは明治43年というからずいぶん長い歴史を持っていることになる。 フツーの“ライスカレー”とは異なりルウとライスをマゼマゼしてしまった状態で提供されるカレーは「インディアンカレー」と呼ばれ、特にこのお…

(111)銀座カリー・期間限定『チーズと舞茸』

期間限定などと謳ってあったので慌てて購入してきたのは昨年の秋であるが、年が明けてもスーパーの店頭に並んでいる様を見ると「思ったより売れなかったのね…」と少し落胆の感情も芽生えてしまうのである。 まぁ消費者のプレミアもの崇拝につけこんで“期間限…

(110)嵯峨野匠庵『茄子カレー』

“嵯峨野匠庵”という名前の飲食店があるワケではなく、国産有機野菜などを主に使った食品を製造販売している会社なのだ…というコトは購入後に調べてみて初めて判ったコトなのである。 食してみると少しモノ足りないくらいにアッサリしたカレーでストレスの少…

(109)沖縄の食卓『SPAMカレー』

ブランドの“SPAM”という名前は、製造元であるホーメルフーズの副社長の兄弟にあたるKenneth Daigneau氏が考案したものだ。“Shoulder of Pork And haM”(豚の肩肉ともも肉)を、覚えやすく言いやすくゴロ合わせしたような造語だが、コレほど沖縄の庶民に根付…

(108)KOBE鉄人PROJECT『神戸三国志伽哩』

神戸のGがボクのオネダリを実現してくれた。MCC食品から発売されているこのレトルトカレーはホームページで見つけたものの、静岡ではドコを探しても見つからないので、ちょっとジョーダン風にお願いしてあったのだな。 カレーと云えばわが国ではゴハンと一緒…

(107)カリーヌーヴォー『欧風仕立てのビーフカレー』

もうフツーに売ってるレギュラーなレトルトカレーは食べないつもりだったが、昨日は「カレーの日」というコトでちょっとムリして食べてしまったワケなのだ。 八ヶ岳山麓大泉にある「ヴィラ・アフガン」で食べたカレーを模して作ってみた“ベーコンエッグカレ…

(106)神戸テイスト『パプリカとチキンのカレー』

“「休日にちょっとリッチなランチがしたい」そんな女性のためのオシャレなカレー、それが神戸テイストカレーシリーズです”こんなフレーズでその美味しさと差別化された内容をアピールしているレトルトカレーは、神戸に本社をおくエム・シーシー食品さんの製…

(105)茨城県鉾田『メロンカレー』

メガニストの友人からこんな珍品を頂いた。カレーにメロンか…う〜ん、マンゴーってのもあったくらいだからアリ得なくもないかな…などと思いつつお試しさせて頂いた次第である。 開封するともちろんカレーの香りなのだが、その中にしっかりとメロンの強い香り…

(104)大阪梅田・ピッコロ『ビーフカリー』

食い倒れの街大阪で三十余年カレー専門店として営業している実力派であり、昨日今日に町興しのための思いつきで始めたモノとは一線を画する味なのだ。 店舗は七つほどあるようだが、テイクアウトいわゆるレトルトパック販売と店内飲食を併用しているスタイル…

(103)神戸北野亭「ビーフカリー」

神戸と云えば“老舗洋食店”てな具合にアットーテキなイメージを持つのはボクだけだろうか。しかもこのレトルトカレーの外箱には洋館らしきイラストもフィーチャーされていて「神戸北野亭」などというリッパなレストランが長い歴史を湛えて存在しているような…

(102)淡路島産『黒毛和牛カレー』

徳島から海峡を渡る大橋を通り淡路島へ。再び神戸に戻るボクたちは最後のサービスエリアである淡路SA上りで土産物の買付を行った。 鳴門ワカメにじゃこ天、タコ関係食品や金時芋加工品など山ほど買ったものがあるのに、ナゼかレトルトカレーを探してしまうボ…

(101)徳島『阿波尾鶏を使ったチキンカレー』

徳島のレトルトカレー本丸攻めに成功したボクはこんなモノも見つけてしまったのね。いまやブランド地鶏の代表格にまでなった“阿波尾鶏”を使ったカレーなのだ。 地鶏の定義の曖昧さを解決するためのJAS法が制定されたのは平成12年のコトだが、翌年には全国に…

祝・第100回到達(100)『ボンカレー』

とうとうこのシリーズも100回を迎えてしまった。よく喰ったよなぁ…レトルトカレー。 日本初というより世界に先駆けて量産されたレトルトカレーであり、国民食とまで言われるカレーライスを不動の地位にまで押し上げた功績は計り知れないものがある。 「あな…

(99)明石発『たこカレー』

神戸の隣は明石、明石と言えばタコなんだな。昨年の神戸サミットついでに徳島に渡り「大塚国際美術館」見学のリベンジを果たしたボクは、札幌のKとともにレトルトカレー行脚と相成るワケなのだ。 コレは明石で捕れた真ダコを使い、兵庫県産小海老を殻ごと使…

(98)一杯の贅沢『神戸牛カレー』

パッケージの写真はイメージだよ…と云うコトを忘れ、つい釣られるように買ってしまったレトルトカレーなのである。 良く考えれば“レアのステーキ”がレトルトカレーに入ってるワケないじゃん!なのだが、人間の心理とは面白いものだ。 だからと云ってこのカレ…