納豆奉行

(86) キトハーブ薬膳納豆

健康食品パンフレットのようなパッケージデザインに引き寄せられ、フツーの納豆の3倍近い価格にも拘わらずついカゴに入れてしまった。しかも“薬膳”などという有難いおコトバまで添えてあり納豆奉行もメロメロだ。 母君などは翌日「どうだった、どうだった?…

(85) CO-OP 国産大豆中粒納豆

スーパーの納豆コーナーほど“国産”の文字が踊っている場所はないだろう。 並べられているほとんどの単品製品が国産大豆使用と謳われており、初めのころこそ「おっ!」と思ったものだが人間とは恐ろしいもので見慣れてしまうとナンとも思わなくなってしまうも…

(84) 京都・鶴の子納豆本舗『京こつぶ』

京都にも納豆メーカーがあったのか… そんな思いでこの商品をテにした神戸のスーパーなのであった。 なんとなく京都と納豆という結びつきはイメージしにくいものがるが、まぁニッポン全国で製造されている食品であるから、ソレが京都にあってもフシギではない…

(83) 山形県新庄『最上うまい納豆』

] スーパーの棚からコレを選んだ理由はこの納豆が最上(さいじょう)というタイトルだとカン違いしたからだ。ジツにお粗末である。 山形なら最上(モガミ)川だろ〜とパッと判断できないところが脳細胞の劣化を物語っている。小粒納豆をカッテに大粒と思い込…

(82) おかめ納豆『甘辛醤』

前回の青じそ風味は“期間限定”だったが今回は“季節限定”となっていて、やはりついテを出してしまったのはパッケージのカラーリングにも惹かれた部分があったかも知れない。 甘辛醤(あまからジャン)と謳っているからにはキムチのヤンニョムのように刺激テキ…

(81) おかめ納豆『青じそ風味』

同じタイトルの商品は以前に見たコトがあったような気もするが、その時は“期間限定”というコトバはつけられていなかったと思う。 「へっ、ベツにタレが青じそ風味ってだけなんだろ、どーせ」と購入決定には結びつかなかったのに、ナゼか“期間限定”となっただ…

(80) 神奈川県伊勢原『大山納豆マイルド』

このメーカーさんの麦とろ納豆はお値段も手ごろで食べやすいのでしょっちゅう食べている。栄養価にも気配りがしてある上にツルツルとしたノド越しもよくナカナカな出来の良さは、納豆選びが決め手に欠けるモノしかない場合の最終手段として重宝しているのだ…

(79) 静岡県静岡広野・冨良食品『小粒ミニ4納豆』

“自然の味”というスローフード・ブランドや県内大手スーパーチェーンへのOEMでその味を何度も試したコトのある冨良食品さんの製品を見つけた。まぁどちらかと云えば一般スーパでの廉売が中心の製品なのだろう、フツーに好まれる小粒納豆の4段スタックタイプ…

(78) 静岡県清水・雪ん子納豆『豆王』

県内の納豆は西部を除いてすべてお試し済だと思っていたが、どっこい未だあったのである。 お盆の墓参りをしたトキに立ち寄った清水のスーパーで見つけたコレは、ボクのホームタウンで製造されているものだったのだ。しかもお寺のスグ近くがその所在地で、ま…

(77) 東京都世田谷『日の出納豆 鈴丸本小粒』

日の出納豆さんの商品を食すのはコレが二度目だ。前回はひきわり納豆だったので油揚げに詰めて焼き、酒の肴にして楽しんだ。 コレは第10回全国納豆鑑評会(平成17年度)で優秀賞(極小粒・小粒部門)と全国農業協同組合連合会長賞をダブル受賞したもので、現…

(76) しずてつストア 小粒納豆

地方のチェーンストアもオリジナル商品を供給する時代になった。消費者側からの要望もあるかも知れないが、販売側には利潤の増大以上にオリジナリティーの確立や食文化のリーダーシップをとれるというメリットがあるだろう。 また全国テキに有名な大手メーカ…

(75) レディ用中粒納豆で『納豆チャーハン』

正直言って“納豆チャーハン”を作るのは初めてだった。美味いというウワサはよく耳にしてはいたが「なんかねぇ…」だったのである。 地元の納豆屋さんの製品は普段からよくクチにしている。一番スタンダードな田舎納豆は大粒でふっくらしておりとても美味しい…

(74) 山形県酒田『塩納豆』

フツーの納豆に塩味をつけたものではない。米麹とコンブを加え大豆を寝かせた独自の発酵食品である。 うっかり実物の写真を撮り忘れてしまうくらい美味しかった『塩納豆』は山形の名物なのだと云う。たまたまデパ地下で見つけ「おっ、ちょっと変わってるじゃ…

(73) 東京都東村山・保谷納豆『つるの舞』

この会社の納豆はちょうどひと月ほど前に『発芽玄米納豆』と云う商品を食したばかりだ。発芽玄米と大豆のビミョーなコンビネーションが楽しめる納豆であり、またナカナカに工夫に余念のない企業だなぁと印象に残っていた。首都圏の某流通大手の食品売り場で…

(72) 食の幸『有機極小粒』

急速に拡大する流通大手のプラーベートブランド。もう何度もココで書いたが単なる価格競争だけが目的の時代は終焉を迎え、食味と安全性と価格の全てを満足させる進歩を遂げつつある。 西友グループが展開する“食の幸”シリーズもこだわりと基準を明確にして消…

(71) 東京都府中『小さな信濃路』

1986年に「薫煙炭火造り」で製法特許を取得したという同社の納豆作りには筋金入りの信念のようなものを感じる。食糧自給率や食品の安全性についても深い配慮と実践を取り入れ、信頼される企業とその製品という理想のカタチがココに見えている。 藁や経木とい…

(70) 茨城県土浦『実花納豆』

実花大豆(じづかだいず)は納豆に最も適していると言われる小粒品種で茨城県で生産されるものだ。 包んであるワラの風味が加わってなんとも言えない香りと味が楽しめる納豆であり、藁苞スタイルに弱いボクは見つければ即お買い上げとなる魅力をキラキラさせ…

(69) 東京都東村山『発芽玄米納豆』

発酵室では備長炭火による遠赤外線とマイナスイオンの効果で美味しさを大切に育てているという企業が東村山市にある。 レギュラーな納豆のほかにも“東京温泉納豆”などユニークな企画モノもあり、この『発芽玄米納豆』もその一つである。 麦を混ぜた納豆には…

(68) 山形県酒田・塩で楽しむ「あおまめ納豆」

ツウぶって塩で食す料理はイロイロあるが、納豆を塩で…という発想はなかった。 先日デパ地下で見つけたこの納豆には、そうしたプレゼンテーションを即具体テキに実現するために三種類の塩が添付されていた。 “あおまめ納豆”は以前に食したことがあり、その豊…

(67) 北海道札幌『北海道納豆』

札幌市内だけでなく小樽の銭箱や岩見沢にも工場を持つ坂田発酵食品さんは北海道でも指折りの納豆製造メーカーなのだ。 大きいだけではなく全国納豆鑑評会で厚生労働省医薬食品局食品安全部長賞を受賞するなど、数々の栄誉に輝いている企業だ。 北海道産のス…

(66)GreenQ「国産小粒納豆」

大手百貨店の扱う食品のオリジナル商品化は、食の安心・安全といったトレンドをもう少し明確なトレーサビリティに道筋をつけた方向で動いているようで、新興勢力の流通系オリジナル商品とはステージを異にしている。ただ販売価格にそれが少なからず反映され…

(65)神奈川県川崎・かじのや『麦納豆』

大麦入りの納豆は同じ神奈川県のメーカーさんである“大山豆腐”さんの「麦とろ納豆」が専売特許かと思っていたが、コチラは山芋を省いて大麦と大豆だけのスタイルで販売されていた。 やはり大豆だけのものよりネバリや香りが和らいで食べやすくなっているのも…

(64) 茨城県水戸『天狗納豆・地大豆』

懐かしい天狗納豆はまたしてもカップ仕様、北関東から遠く離れた静岡では仕方のないコトなのね…。そうはいってもやはり天狗納豆らしい気概と云おうか伝統のお味はキッチリ再現されている。 カップの中をかきまわすハシにもチカラが必要だし、香りもチカラ強…

(63) 愛知県大府・寿納豆本舗『 心 』

とにかくネバリ強い納豆なのであった。こんなにイト引きが強く掻き回す箸にチカラのこもるヤツは本場茨城県の藁苞納豆以来のような気がする。 そもそも愛知県産の納豆と云うのもコチラでは珍しいハナシで、納豆に関していえば東高西低といおうか商品の流れも…

(62) 神奈川県川崎・かじのや『本味納豆』

かじのやさんの納豆はコレで二度目である。以前は小粒納豆を食してみたが、今回は静岡市内の自然食品のお店で見つけたものである。 特売価格に惹かれて購入した前回とは異なり厳選された安心食材・食品がウリのお店に置いてあった納豆なので、ちょっとお値段…

(61) 静岡県駿東郡『小粒・柿田川納豆』

本来の納豆の味を堪能しようと思えば“タマゴ納豆”などという食べ方は外道どころか納豆にとっては非道な仕打ちなのであり、また生産者に対する侮辱テキ行為なのではあるが、何と云っても困ってしまうのはコレがまた旨いんだなぁ… もう一つ面白いのは廉売納豆+…

(60) 茨城県結城『いばらきほし納豆』

それでも昨日はようやくピークを越えたようで起きても寝てもいられないという状況からは脱出できたようだ…と思い込むようにしないとやっていられないのね。正確に言うと未だにかなり痛みがヒドく、少ないヤクの分散摂取によってゴマ化しているに過ぎない。 …

(59) 神奈川県川崎「かじのや・小粒納豆」

川崎で納豆づくり…というのもあまりイメージしにくいが、昭和21年から製造を続けている株式会社カジノヤさんなのである。 原料の大豆は国内産のみならず中国からの輸入に当たってもすべて“契約栽培モノ”だけを使用するという努力を10年前から実施しているら…

(58) 茨城県小美玉『水戸の副将軍』

「静まれぃ静まれぃ!この紋所が目に入らぬかぁっ! コチラにおわす御方をドナタと心得るっ! オソレ多くもサキの副将軍・水戸光圀公にあらせられるぞっ! ご老公の御前である! 一同っ、頭が高い〜っ!控えおろーっ!」 誰もが知っているアノ時代劇の名セリ…

(57) 伊達藩宮城『グリーンパール納豆』

「なんだコリャっ?!」 例のコーナーに並んでいなければ、まるでイタリアンのお惣菜カップといった出で立ちなのだ。 お名前もちょっと欧米化した納豆は「なぜグリーンパールなの?」というギモンを誰しもが抱くだろう。 ウラ書きの成分表を見ると“福岡産ク…